貯水槽水道の管理

－あなたの管理が大切です！－

　あなたのビル、マンション等の飲み水は、安全で衛生的ですか？

　平成14年4月1日施行の水道法等の改正で、貯水槽水道（受水槽や高置水槽など）について『（1）設置者の管理責任』『（2）水道事業者の関与』『（3）利用者への管理状況に関する情報提供』が定められました。

　貯水槽を設置した建物の場合、受水槽に入るまでの水質については市が管理しますが、受水槽から先は、貯水槽設置者（所有者）が管理しなければなりません。

　貯水槽水道の設置者の皆さまには、次の点に留意し、適正な管理を行っていただきますようお願いします。

1.貯水槽の清掃や検査について

　貯水槽の清掃を、毎年1回以上定期に行ってください。

　また、毎年1回以上定期に登録を受けた者の検査を受けてください。

　貯水槽の清掃は、専門知識・技術を持ち、一定の要件を満たしている建築物飲料水貯水槽清掃業として、福岡県知事登録している下記業者79業者（北九州市内、水巻町に営業所在地がある）に依頼することを推奨します。

清掃業者一覧

建築物衛生法知事登録【令和6年3月31日現在】　　　　　建築物飲料水貯水槽清掃業

　環境大臣の登録を受けた者で、福岡県内において、検査を実施できる検査機関（13機関）に依頼して検査を行ってください。（注）公益社団法人北九州市薬剤師会は、北九州市内のみ。

　また、検査機関で検査を受けたときには、報告が必要ですが、北九州市内に事業所の所在地がある検査機関（4機関）については、代行させることも可能です。（検査機関が報告を行います。）

検査機関登録　　

令和6年1月1日時点

　貯水槽水道設置者(所有者）の方は、貯水槽の清掃及び検査を実施後に、利用者の方へのお知らせ（回覧及び掲示等）してください。

　また、検査機関で検査を受けたときには、報告が必要ですが、北九州市内に事業所のある検査機関（4機関）については、代行させることも可能です。（検査機関が報告を行います。）

7.水質の異常や検査での不備は

　貯水槽水道の汚染が判明した場合や水が人の健康を害するおそれがある場合は、ただちに給水を停止して、利用者に知らせるとともに、所管の保健所へ連絡してください。
　また、検査の結果、貯水槽に不備があれば早急に改善してください。

　清掃の未実施　貯水槽内部に、藻類が発生したり、鉄サビや汚れが生じていた。
 

　検査の未実施　貯水槽の蓋が、強風や金具の腐食により開いてしまい、鳥のフン等が混入したり、通気管等の防虫網がないため昆虫が侵入した。

貯水槽設備の日常点検ポイント

貯水槽の管理についてのご相談