水道用水供給事業の現況
事業概要
宗像地区事務組合、古賀市、新宮町への供給
北部福岡緊急連絡管の沿線3市1町(宗像市、福津市、古賀市、新宮町)においては、水源水質の悪化や水量の不安定さ、施設の老朽化など、自己水源に課題がありました。
一方、緊急連絡管は、災害時などに直ちに使用できるよう水質を保持するために、常時、維持用水を流しておく必要があります。
このため、本市は、緊急連絡管の維持用水を活用して3市1町に水道用水を供給する「北九州市水道用水供給事業」を、平成18年度に創設しました。
平成23年度から宗像市と新宮町に合わせて1日最大1万3千(立方メートル)の水道用水の供給を開始し、平成28年度からは福津市と古賀市への供給も開始して、3市1町へ合計1日最大2万(立方メートル)の水道用水を供給しています。
岡垣町への供給
本市は、平成2年度から岡垣町に分水を行ってきましたが、岡垣町の水道水の安定給水を図るため、同町への分水を解消し、平成27年度から水道用水供給事業に変更して、1日最大2千(立方メートル)の水道用水を供給しています。
香春町への供給
本市は、平成17年度から香春町に分水を行ってきました。
こうした中、香春町では、平成22年に原水水質の悪化等による大規模な断水が発生しました。
これを受けて、本市は香春町の水道水の安定給水を図るため、同町への分水を解消し、平成29年度から水道用水供給事業に変更して、1日最大1千(立方メートル)の水道用水を供給しています。
供給対象及び供給水量
(注)宗像地区事務組合は、宗像市と福津市の2市で構成する一部事務組合です。