平成27年度 上水道事業決算の状況
〔水道事業〕
収益的収支では、収入総額19,619,955千円に対し、支出総額17,589,839千円で、差引き2,030,116千円の利益が生じました。
一方、資本的収支では、「老朽管の更新、耐震化」や「水道施設の耐震化」など危機管理対策に重点的に取り組んだ結果、収入額5,148,067千円に対し、支出額12,838,650千円で、差引き7,690,583千円の不足が生じました。これを損益勘定留保資金等で補てんした結果、単年度では279,194千円の資金剰余となり、過去からの資金残高を表す累積資金剰余は、5,629,927千円となりました。
〔水道用水供給事業〕
平成23年4月から宗像市と新宮町の2団体に供給を開始し、平成27年度より新たに岡垣町を加え計3団体となりました。収益的収支では、収入総額527,144千円に対し、支出総額739,262千円で、差引き212,118千円の損失が生じました。
一方、資本的収支では、支出額204,553千円に対し、収入はなかったため、差引き204,553千円の不足が生じました。これを損益勘定留保資金で補てんした結果、単年度資金収支で67,522千円のマイナスとなり、累積では364,783千円の資金不足となりました。
(注)
- 収益的収支とは、1年間の事業活動に伴って発生する収益と費用を損益計算の形で表すもので、いわば企業の経営成績を示すものです。
- 資本的収支とは、1年間に支出した施設の整備拡充等の経費とその財源となる収入を収支の形で表すものです。
- 損益勘定留保資金とは、現金支出を伴わない減価償却費や資産減耗費などのことです。
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