
ロバート馬場さん×若松中央小学校の子どもたち
「ホップを育てたことで、地球温暖化について初めて考えました」「日ごろから環境を大切にする行動を心がけるようになりました」そんな子どもたちの声に、「素晴らしい!」と馬場さんはとても感心した様子。「小学生のうちに、環境について考えることはすごく良いと思います」と、終始笑顔で話されていました。
●響灘ホップの会、若松中央小学校4年生の皆さん
※撮影時だけマスクを外しています
僕は、大好きな料理を通じて食品ロスの問題を考えるようになりました。ごみを処理するときに出る二酸化炭素の量を減らすため、余った食材の保存方法を工夫したり、ネギの根っこをプランターに植えて再利用したり、自分でできることを始めています。
門司区出身。お笑いトリオ・ロバートのメンバー。料理本を出版するなど料理好きでも知られ、消費者庁の食品ロス削減推進アンバサダーも務める。
ビールの原料となるホップを、太陽の光をさえぎって室温の上昇を抑える「グリーンカーテン」にしようと始めたホップの栽培。今では、幼稚園や小学校、大学、市民センターなど多くの市民が参加し、地元農家や醸造所も巻き込んだ環境保全活動に発展しています。
▲若松産ホップの製品
▲ホップを育てる小学生
「ホップを育てたことで、地球温暖化について初めて考えました」「日ごろから環境を大切にする行動を心がけるようになりました」そんな子どもたちの声に、「素晴らしい!」と馬場さんはとても感心した様子。「小学生のうちに、環境について考えることはすごく良いと思います」と、終始笑顔で話されていました。
新年おめでとうございます。
本市は2050年までに二酸化炭素などの「温室効果ガス」の実質排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しています。
ものづくりのまちである本市にとって、この宣言は高い目標ではあります。それでも近年、国内外で起きているさまざまな異常気象など地球温暖化による課題を解決するため、産業の発展と同時に温室効果ガスを削減する「グリーン成長」を進める必要があります。
そのためには、皆さん一人一人の協力も必要です。温室効果ガスを発生させないために、ごみの削減やリサイクル(資源化)・リユース(再利用)など一人一人ができることを始めましょう。
北九州市長 北橋 健治
車に頼り過ぎない、歩く人にとって暮らしやすい自然豊かなまちづくりに取り組みます。鉄道やバスなど公共交通の利用の促進や、省エネ住宅・ビルの建設、自然エネルギーの活用を図ります。
私は、先進的な低炭素街区に住むことを選びました。自然エネルギーや省エネ技術を取り入れた住宅に住むだけでなく、住民がまちづくりに参加して「みんなでつくる・使う・育てる」ゼロカーボンなまちを目指しています。
城野ひとまちネット
住民コミュニティ部会部会長
坂本 佐起子さん
自動車、バスなどの動力源を電気モーターに変えていきます。自動車産業も盛んな本市は、自動車の電動化を積極的に進め、環境保全と経済成長の両立を目指します。
今、まちで走っているディーゼルバスをEV(電動)バスに切り替えることで、走行時に排出する二酸化炭素の量がゼロになります。EVバスは臭いもなく静かで快適、災害時には動く蓄電池としても活躍します。
株式会社EVモーターズ・ジャパン
甲斐 実菜美さん
再生可能エネルギーの切り札として期待されている洋上風力発電。若松区響灘で、風車の積み出しや部品の製造、運用保守など関連するさまざまな産業が集積する拠点づくりを進めます。
洋上風力発電関連産業のうち全体の約4割を占める運用保守は、電気を安全に絶え間なく供給するために必要不可欠なものです。これからも、持続可能な社会をつくるため使命感を持って取り組んでいきます。
株式会社北拓 北九州支店 朴 仕益さん
水素を工場や自動車、船などの燃料として利用すれば、石油や石炭などと違い二酸化炭素を出しません。水素は太陽光などの再生可能エネルギーから作ることもできます。水素を作り、活用する拠点の整備を行い、環境に配慮しながら産業の活性化につなげます。
当社は、2024年に水素などで動く、世界初の電動船を運航し、2050年より前に二酸化炭素の排出ゼロを実現します。「科学とアートの融合」をテーマとする海上情報発信基地として、また、市民の皆さんの学び・交流の場として活用されることを目指しています。
株式会社MOTENA-Sea 廣瀬 華子さん
電動船(イメージ図)
市民や企業の皆さんの理解と協力を得ながら一体となって「カーボンニュートラル」を進め、環境保全を行いながら社会経済を成長させる「グリーン成長」に取り組みます。そのために、さまざまな広報活動やPRイベントを実施します。
風力発電を学ぶ小学生
エコライフステージイベントでの
参加者の「市民脱炭素宣言」
カーボンニュートラルとは、人が活動することで発生する「温室効果ガス(※)」から、森林などが吸収する量を差し引いて実質ゼロにすることです。そのためには、発生する量を抑えることが重要です。市は市民の皆さんや企業などと連携してさまざまな取り組みを進めています。
※大気中に含まれる二酸化炭素やメタンなどの総称で、地球温暖化の大きな要因の1つとなっています。
「ゼロカーボンアクション30」とは、衣食住や移動、買物など暮らしの中で二酸化炭素の削減に取り組むことができる30の行動です。皆さんも暮らしの中で、できることから始めてみましょう!
©中央公論新社
〈文化大使〉作家 町田 そのこさん
2021年「本屋大賞」受賞
部屋着は着慣れたものがリラックスできる、という理由もあるのですが、袖口や襟元などのほつれを繕って着ています。時にはアップリケを使って生地を補強します。手をかけるほど愛着が湧いてきますね。
©YDB
〈スポーツ大使〉プロ野球選手 今永 昇太さん
2022年6月 ノーヒットノーラン達成
コーヒーなどを飲む時は、使い捨てプラスチック容器を使用せず、マイボトルを利用しています。コンビニでもマイボトルを使って飲み物を購入しています。環境のためだけでなく、日々の節約にもつながり、一石二鳥だと思います。
〈観光大使〉天寿し 天野 功さん
2022年11月 農林水産省「料理マスターズ」ブロンズ賞受賞
先代が考案した、塩とかぼすで一貫を仕上げる独自の寿司を通して、地元の食材の価値を高めています。
※地元食材を使用することで、輸送の際に排出される二酸化炭素などを減らすことができます。
〈スポーツ大使〉パラアーチェリー選手 重定 知佳さん
2022年10月 全日本ターゲットアーチェリー選手権ベスト32(リカーブ部門でパラ女子選手として唯一出場)
私はアーチェリーの練習時に着るジャージやTシャツなどをたくさん持っています。トレーニングをして身体が大きくなり、サイズが合わなくなった服や、買ったものの着なくなった服は、後輩に譲ってリユースしています。