高齢者を狙う悪質商法の手口あれこれ
高齢者に多い相談
架空請求
ハガキやメール、電話等で利用したことのない料金や借りた覚えの無い借金の請求を行う詐欺です。債権回収業者や架空の公的機関等を装い、「裁判取り下げ費用」、「料金未納訴訟最終通告」等さまざまな名目で金銭の請求をしてきます。
注意点
身に覚えの無い請求にお金を払ったり、問い合わせをしてはいけません。無視をしましょう。ただし、裁判所から封書(特別送達)が届いた時は、消費生活センターにご相談ください。
還付金詐欺
行政機関を名乗って電話をしてきて、「年金」、「税金」、「医療費」等の還付金を振り込みますといって、ATMに誘導し、逆にお金を振り込ませる詐欺です。
注意点
行政機関がお金を還付する際にATMの操作を依頼することは絶対ありません。
定期購入トラブル
SNSや動画投稿サイト、検索サイト等に表示される「お試し100円」「初回無料」という広告を見て、サプリメントや化粧品などを気軽に申し込んだところ、2回目以降が高額な定期購入だったという相談が多く寄せられています。複数回購入が条件となっていて、決められた回数を購入が条件となっていて、決められた回数を購入するまで解約できないようになっており、注意が必要です。
注意点
通信販売には、クーリングオフ制度はありません。
商品の注文前に、1回限りの購入なのか、2回目からの価格はいくらなのか、解約の方法は何かなど、注文を確定する前に小さな字で書いてあることも、よく確認しましょう。
証拠を残すため、最終確認画面の写真(スクリーンショット)を撮って残しておきましょう。
点検商法
「無料で点検します」などと言って突然訪問して来て、「家の状態が危険です」、「このままでは健康によくない」、「設置しないと法律違反」等と不安をあおり、高額な商品を購入させたり、必要のない工事をさせる悪質商法です。
注意点
点検結果を鵜呑みにしたり、その場ですぐに契約したりするのはやめて、信頼できる身近な人に相談しましょう。また、別の業者からも見積もりを取りましょう。契約をせかせたり次々と別の契約を勧める業者は、要注意です。
主な商品
住宅リフォーム シロアリ駆除 浄水器 布団 火災報知機 など
催眠商法(SF商法)
食品や日用雑貨品を無料で配って、会場に人を集め、雰囲気を盛り上げて言葉巧みに高額な商品を買わせる商法です。契約をするまで帰してもらえないこともあります。
注意点
”ただより高いものは無い”を肝に銘じましょう。”無料”に誘われて安易に会場に近寄ってはいけません。
主な商品
布団 磁気マット 健康器具 健康食品 など
マルチ商法
販売組織に加入した人が、会員を増やすことで報酬がもらえることから、友人や知人を勧誘し、ピラミッド状に商品などを販売していく状態をとる商法です。紹介販売や委託販売とも言われます。
注意点
結果的に商品が売れずに借金を抱え、友人・家族などの人間関係まで壊してしまいかねません。
主な商品
健康食品 浄水器 鍋 布団 化粧品 など
利殖商法
「必ず儲かる」、「値上げり確実」、「元本は保証します」などを強調して、各種ビジネスへの出資や未公開株購入等の投資を勧誘する商法をいいます。何回か配当を受けても、その後出資金を騙し取られてしまいます。
注意点
簡単に“儲かる”方法は、この世にはありません。安全確実に多くの利益が上げられるように説明されても結局大切な蓄えを失うことになりかねません。うまい話には、落とし穴があることを忘れずに安易に契約しないようにしましょう。
主な商品
未公開株 海外先物取引 海外の養殖事業への出資 外国為替証拠金取引 など
このページの作成者
市民文化スポーツ局安全・安心推進部消費生活センター
〒804-0067 北九州市戸畑区汐井町1番6号
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