八幡西区にある、人工運河の堀川が、歴史を伝える道や水路を選定する文化庁の「歴史の道百選」に選定されました。
堀川が文化庁選定「歴史の道100選」に追加されました
更新日 : 2019年11月11日
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歴史の道百選について(文化庁発表資料から抜粋)
古くから人、物、情報の交流の舞台となってきた道や水路等は、我が国 の文化や歴史を理解する上で極めて重要な意味を持っています。
これらの歴史的・文化的に重要な由緒を有する古道・交通関係遺跡を「歴史の道」として、その保存と活用を広く国民に呼び掛け、顕彰するために、平成8年に全国各地の最もすぐれた「歴史の道」78か所を「歴史の道百選」として選定しました。
この度、平成8年の「歴史の道百選」に追加選定を行いました。選定されたのは新規選定36件、既選定への追加選定19件です。この結果、「歴史の道百選」は114件となります。
「歴史の道100選」に追加選定された堀川について

江戸時代初期の元和7年(1621)から工事が開始され、途中中断を挟んで宝暦12年(1762年)に開通した人工運河です。
遠賀川と洞海湾を結ぶ全長12キロメートルの運河で、車返切貫は460メートルにも及ぶ日本最大級の切通しです。
当初は治水対策の運河として掘削されましたが、のちに年貢米や石炭の輸送路として繁栄し、最盛期の明治32年には、年間13万艘の輸送船(川ひらた)が運航していました。
往時をしのぶ遺構としては、掘削工事のノミ跡が残る車返切貫(水巻町吉田から八幡西区大膳)、遠賀川からの取水口である中間唐戸(中間市)、寿命唐戸(八幡西区楠橋)などがあります。
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