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【コメント】
(1)新型コロナウイルス感染症の現状
【発表案件】
(2)夏のDigi田甲子園本選出場
(3)若戸大橋ウォーキング
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令和4年(2022年)7月21日
【コメント】
(1)新型コロナウイルス感染症の現状
【発表案件】
(2)夏のDigi田甲子園本選出場
(3)若戸大橋ウォーキング

更新日 : 2023年11月28日
ページ番号:000164027
コメント項目

(1) 新型コロナウイルス感染症の現状について(資料なし)

月日:2022年7月21日
場所:北九州市役所

発表項目

(2) 夏のDigi田甲子園本選出場について(PDF:1MB)

(3) 若戸大橋ウォーキングについて(PDF:1MB)

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

令和3年12月16日北九州市長記者会見画像
令和3年12月24日北九州市長記者会見画像

市長
 感染の急拡大という状況ですので、当面、マスクをしながら報告をさせていただきます。今日は、最初に新型コロナに関する報告でありますが、昨日、過去最多1,128名が確認されました。県内全体でも1万人に迫る人数が確認され、第6波と同様に、感染が爆発的に拡大しております。国民の皆様は、この感染症には日頃より大変注意されていると思いますが、今、大相撲をやっておりますけど、2割の力士は休場でございます。昨日の「(プロ野球公式戦)鷹の祭典(2022 in北九州)」でも、やっぱりコロナ禍で、かなり欠員が出ているチームというのは大変厳しい状況でした。ああいう報道を見ておりまして、アメリカの(メジャーリーグ)オールスターっていうのは、ほとんど観客はマスクをしておりません。昨日の「鷹の祭典」では、観客は皆マスクをしておりました。こういう状況の中で、果たして、今後どこまで感染拡大するのか、何らかの行動制限を考える必要があるのかどうか、適切なあり方はどうなのかということが、急速に国民の問題意識に上っていると考えております。そこで、これまで医療提供体制が大丈夫かということが非常に重要なポイントでありました。7月20日時点で見ると、市内の病床使用率は42.1%であります。ここで、デルタ株のこれまでの時と違いますのは、重症病床使用率は0%であるということです。グラフをご覧いただきますと、病床の使用率は、7月に入りまして急増しております。約30ポイント増加しております。このまま感染が拡大してまいりますと、やはり医療への負荷が高まることが懸念されます。予断を許す状況にはないと言えます。この感染拡大は、BA.5系統への置き換わりが主因と言われておりますが、全国的に8月に入ると、ほとんどBA.5に置き換わっているのではないかと言われます。そして、夏休みであります。帰省の時期でもあります。友人や親戚の方々と会う機会も増えます。それぞれが、体調の変化には十分留意して、発熱など変化があれば(イベント等への)参加を控えるなど、感染防止に努めていただきたいと思います。こういう状況の中で、国がどういうふうに考えるかでありますが、先週、国の(新型コロナウイルス感染症対策)分科会が開かれ、緊急提言が行われ、第7波における対策が示されたところであります。その内容を見ると、ワクチン接種の加速化であり、検査のさらなる活用であり、効率的な換気の提言などでありました。本市の取組でありますが、既にこれらの項目については取組を始めております。ワクチン接種体制の拡充、また高齢者施設などにおける抗原検査キットの活用など、これまで皆様にお知らせしてきたとおりであります。なお、4回目接種の医療従事者等への拡大については、明日、国の分科会において、具体的内容、対象範囲等が決定される予定でありますが、こちらも既に本市は、市の医師会などと調整の上、準備を開始しております。引き続き対象となる方が早期に接種を受けられるよう、しっかりと取り組んでまいります。また換気方法のリーフレットをお手元にお配りしておりますが、本市で新たに介護事業者向けの効果的な換気方法に関する6つのポイントを作成いたしております。このリーフレットは、市内の特別養護老人ホームにご協力いただきまして、実証実験を行った結果をもとに作成しておりまして、ぜひ施設の換気対策に役立てていただければと思います。次に、ワクチン接種についてであります。進捗状況でありますが、先週末の時点で3回目接種を終えた方は約57万9,000人、この57万9,000人は、2回目を終えた方の約78%になっております。全体としては、かなり接種は進んでいると思いますが、グラフを見ていただきますと、若い世代になるほど接種率は低くなっております。これは全国的な傾向であると思います。そこで、ワクチン接種の効果については、例えばメディアに登場する様々な医療関係者や国民の声を聞いておりましても、様々かもしれませんが、先日、東京都の(新型コロナウイルス感染症)モニタリング会議がありました。そこで、ある分析方法が示されておりまして、それぞれの年代ごとに、どれぐらいの方が感染しているかという、相関関係を示した図でありますが、この東京都のモニタリング会議と同じ方法で分析したものであります。縦軸が感染率、横軸が3回目の接種率となっております。その結果、高齢者はワクチンの接種率が非常に高いわけでありますが、3回目の接種率が高い世代ほど、感染率はずっと低くなっているわけであります。それに伴いまして、接種率が非常に低い、若い世代になればなるほど、やはり感染率は高くなっているわけであります。こうした傾向は、東京都と同じ傾向であります。また、ワクチン接種の効果は時間の経過とともに低下していくと言われておりますが、追加接種でその効果を再び高めることができるとされております。若い世代の方を含めまして、3回目接種をまだ受けられていない方は、ぜひ早めの接種をご検討いただければと考えます。また現在、高齢者などへの4回目接種も本格化しております。対象の方はぜひ早めの接種をご検討いただけると幸いであります。このワクチン接種以外に、市民の皆様への呼びかけでありますが、これまで申し上げてきたことと繰り返しになるわけでございますが、感染防止対策の基本は、3密の回避、手洗い、マスク、換気などの徹底であります。また、お盆帰省などで新たに高齢者と接する方は、事前検査による陰性の確認など、1人1人が感染しない、感染させないための対策を徹底していただきたいのであります。また本日から、小中学校などは夏休みに入りますが、各ご家庭におきましては、毎日、家族全員の健康チェックを行っていただいて、何らかの症状がある場合は外出を控えていただき、早めに医療機関で受診をしてほしいのであります。本市としましても、感染拡大防止に全力で取り組んでまいります。市民の皆様は、1日も早くこの感染拡大を抑え込めますように、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
 次に、「夏のDigi田(デジでん)甲子園」のお知らせであります。画面にございますように、デジタル田園都市国家構想を政府は進めようとしているわけでありますが、その実現に向けまして、地方公共団体の取組を発信する「夏のDigi田甲子園」が現在開催されております。この「夏のDigi田甲子園」とは、地方公共団体を対象として、デジタル技術の活用で地域の課題を解決し、住民の暮らしの利便性と豊かさの向上や、地域の産業振興に繋がっている取組を内閣総理大臣が表彰するものであります。画面をご覧いただきますと、市内の中小企業のDX支援の加速化というテーマで、北九州市は県の地区予選に申請しまして、県から本選への推薦を受けたところであります。審査の流れであります。画面にございますが、表彰は、市民、国民の皆様によるインターネット投票と、有識者による審査によって選ばれることになっております。市民の皆様にも、ぜひ各自治体の取組をご覧いただきまして、投票いただけると幸いであります。本市の取組は、手元の資料及びこちらの動画をご覧いただきたいのであります。

(動画視聴)

市長
 それで、インターネット投票なのですけれども、8月15日まで、専用サイトで実施されております。ぜひ応援していただければと思います。この件は以上であります。
 次に、若戸大橋のウォーキングについてのお知らせであります。「国の重要文化財指定記念 若戸大橋ウォーキング」を今年の10月23日、日曜日に開催いたします。画面をご覧いただきますと、昭和37年に供用を開始した若戸大橋ですが、地域経済を支える重要な基幹道路であります。本市のシンボルの1つであります。この若戸大橋が、我が国の長大吊橋の技術的原点として、歴史的、技術的見地から重要であるとの評価を受けまして、今年の2月9日、国の重要文化財に指定されたことは、大変喜ばしいことであります。この喜びを市民と共有し、若松・戸畑両区のにぎわい創出に繋げるため、若戸大橋ウォーキングやおもてなしイベントを開催いたします。ウォーキングのコースは、画面にありますように、若戸大橋の旧料金所跡地付近をスタート地点とします。若松区役所をゴールとする、約3キロのコースとなります。スタート地点である旧料金所跡地付近では、国重要文化財指定を祝う記念式典を10時30分から開催し、ウォーキングを11時から14時まで行います。ウォーキングの定員は8,000人、参加費は1人1,000円でありますが、若戸大橋が歩けたことを知らない、若い世代の参加を促すため、高校生以下は無料としております。応募枠につきましては、今回、2つの応募枠を設けております。1つは、若松区・戸畑区の住民の方に限定した地元応募枠で、定員は2,000人であります。もう1つは、地元応募枠の抽選に外れた方と一般応募者からなる一般応募枠で、定員は6,000人です。応募期間は、地元応募枠が8月1日から8月12日まで、一般応募枠は、8月1日から8月26日までであります。なお、小学生以下は保護者の同伴が必要となります。車いすでの参加者は介助者の同伴が必要であります。また若戸大橋ウォーキングと同日に、若松・戸畑両区のにぎわいを創出する多様なイベント開催を予定しております。その他、3年ぶりに開催する、「国の重要文化財指定記念 くきのうみ花火の祭典」やバーチャルツアー、若戸大橋展示室の再整備や劇団青春座における「若戸大橋物語」の再演を実施いたします。本市の魅力を発信し、将来に渡って記憶に残る、地域を挙げた盛大なイベントとなるように、しっかりと準備を進めてまいります。私からは以上です。ご質問を承ります。

記者
 ありがとうございます。では幹事社から、冒頭2つ質問させていただきます。新型コロナの感染拡大についてなのですけれども、市内の医師会とか医療機関のほうから、足元の感染拡大と従来との感染拡大の違いなどについて、何か意見とか要望みたいなものが寄せられていたら教えていただけますでしょうか。

市長
 これだけの短期間における全国的な急拡大、しかも、本市においては過去最多、県についてもそうです。この状況に大変心配される方が増えてきております。何らかの行動制限を含めて手を打たないと、このような急拡大がこれからも続いていくと大変なことになるのではないかという、大変心配をされる方が増えていると思います。同時に、重症の方が幸い、ほとんど全国的にも見られないのですね。そういった意味では、デルタ株の時に、飲食店の制限であるとか、様々な行動制限を実施したわけでありますが、病床使用率、とりわけ重症の方が極めて少ないという状況は、これまでの感染状況とは異なる一面があって、従いまして、この拡大を防止する対策としても、かつてのデルタ株を念頭に置いた行動制限ではなくて、やはりこの状況に応じた対応が必要ではないか。感染防止対策は、これからも極めて重要なテーマであることは間違いありませんが、同時に、社会経済活動との両立ということも、欧米の事例を見ながら、やはり日本も考えていく時に来ているのではないかと、そういう声も一部においてあります。全国の世論調査は時折行われますけれども、大変心配だから、何らかの手を打つべきだというお考えと、やはり社会経済活動との両立を目指した対策を求める声とが両方あるように感じております。それは市内においても同じだと思っております。ただ言えることは、この急上昇・急拡大が続きますと、医療提供体制の負荷というのは大変大きくなりますし、いろんなところに歪みが出てまいります。1週間、あるいは10日の待機ということも含めて、いろんなところに、社会的な問題というのが発生してまいりますので、そういった意味では、これからの状況を、よく注視して、国、県においてどのような次の手を考えているのか、それを、私どもも地域の医療専門家の方と随時協議しておりますけれども、そうした動きも見ながら、適切な対応が必要な時には、機動的に対応せねばいけないと思っております。

記者
 ありがとうございます。あともう1点、今お答えいただいたことと関連してくるのですけれども、おっしゃられた行動制限の必要性について、市長ご自身は現時点でどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。

市長
 現在の過去最多となる感染の急拡大が今後も続く場合には、医療提供体制の負荷、あるいはワクチンを打っていれば、アメリカなどは1週間の待機だとか10日の待機とかというのを求めていません。日本の場合はその待機を求めておりますので、そういった意味で、感染者が増えますと、社会的にも経済的にも受けるダメージは大きくなります。そういった意味では、大変懸念すべき状況になってきていると思います。しかし、じゃあ、かつてのような行動制限を取り入れれば、それによって事態がうまく改善して収束するかと言うと、やはり多くの国民の受け止めとして、今までと同じようなやり方では、共感して、しっかりと皆で行動して、皆でこれを抑え込んでいくというふうな流れになるのだろうかという気もいたします。そういった意味では、どういう手立てがあるのか。私どもの場合は、公共施設のお出かけを応援する制度(おでかけ応援プレミアムサマー)を今年の夏、実施しております。これによって地域経済の活性化、あるいは、まちなか避暑地ということで、感染症対策をしっかり講じた上でそれをやっているのですが、そのような、移動する、いろんな人と接触するということについてどう考えればよいのかということは、国、県の議論の動きを注視しながら、私どもも考えていかねばいけないと思います。今日の時点で、国、県もいろんなことを考えていると思います。専門家と協議を重ねている段階でありますけれども、直ちに行動制限に入るということは、仮にそういう方向に踏み出すとしても、やはり市民の多くの共感を得て、実効あることに繋がるかという点があります。そうした意味では、もう一時、国、県の動きを、よく注視したいと思っています。

記者
 ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社さんどうぞ。

記者
 コロナに関連してなのですけど、ここ最近、イベント開催の記者会見にも出席させていただきました。TGC(東京ガールズコレクション)の開催であったり、県外からも、お客さんが来るような場面も、これから夏、秋にかけて増えてくるかと思います。感染状況も少し変わっていくとは思いますが、そういうイベント開催の上での感染対策、どのように呼びかけたいか教えていただければと思います。

市長
 東京ガールズコレクションについて言えば、まだ相当に時間があるわけでありますが、様々なイベントというのは大中小ありますけれども、今年の夏も、本市はもとより各地域で行われていると思います。その時の感染状況を注視しながら適切な判断をしていくわけでありますけれども、例えばかつての緊急事態宣言であるとか、まん延防止等重点措置でありますとか、かなり強力な行動制限を伴う状況に至っていれば、その状況の中で、そういうビッグイベントを行うというのは大変難しいと思います。従いまして、その点は、今、相当に頑張って、早く落ち着かせないといけないという気持ちでいっぱいですが、同時に去年の秋は、夏は相当拡大しまして、大変な時でした。行動制限もあったと思います。その中で、世界体操・新体操(選手権)に手を挙げていたわけですね。ワクチン・検査パッケージを初めて大型のイベントで、北九州市は、それを採用させてくださいということで、国の了解をいただきました。そしてフルに観客が入るという、当時としては初めて、思い切った対策を取ったわけでありますけれども、無事成功いたしました。ワクチン・検査パッケージというのは、1つの大きな決断、手法であったと思います。ただ、4回目のワクチン接種の効果については、政府の専門家会議の中でも、これまでのワクチン接種と少し趣が違うのです。効果を確認するデータがまだ十分揃っていないということで、最近、医療従事者、高齢者施設従事者については、ワクチンの接種対象に加えましたけれども。従いまして、ワクチン・検査パッケージというのは、あの時のような形で、信頼性の高い1つの方法として国民に受け入れられるかどうかは分かりません。従いまして、去年の秋は(ワクチン・検査)パッケージ方式で、有効な感染防止対策とイベントの両立という対策で機能したと思っていますけれども、その時々の状況によって変化があると思いますので、まずは、とにかくこの急拡大を何とか抑え込まないと、ありとあらゆるところに歪みが一気に出てまいりますので、まずはそれに全力を挙げる。その状況によって、国や県もイベント開催については、その都度、これまで具体的な方向性、あるいは方針を示してきておりますので、それと整合性が取れる形で、慎重かつ適切に判断していくことになります。

記者
 ありがとうございます。もう1点だけ。今日午後から、(北九州)市民スポーツ大賞が内村航平元体操選手に贈られます。改めて、市長が内村さんを(北九州市民)スポーツ大賞に選ばれた理由と、これまでの功績について、今一度、教えていただければと思います。

市長
 体操の分野で、日本人アスリートとして歴史に残る、素晴らしい偉業を達成された偉大なるアスリートだというふうに思います。しかも、世界体操(・新体操)の前に行われました、有志による、東京における国際競技大会におきまして、私もびっくりしたのですけれども、「私の生まれ故郷、北九州で」という台詞が、言葉が出まして、大変感動いたしました。幼少の時に北九州で過ごされたということをお話しになった上で、そこで、世界体操で競技できることを楽しみにしていますというご発言はその時に出るのですけれども、生まれ故郷の北九州のことをそのように思っていただいて、私どもとしても、歴史的な素晴らしいアスリートが、生まれ故郷の、ということで北九州の名を出していただいて、都市の大きなイメージアップにも繋がったと思います。スポーツによって国民が元気になる、地域が元気になる、国が元気になっていくという、そういう信念を多くのアスリートは持っていらっしゃると思いますが、まさにその信念を持って活躍されておられた方だと思いますので、そういった意味では、私ども、北九州市としても大変大事な、素晴らしい、いつまでも忘れてはいけない歴史的なスーパーアスリートだと思っています。

記者
 ありがとうございました。

記者
 またコロナの話に、話が戻るのですけれども、重複する部分はあるかと思いますが、今、北橋市長のお考えとしては、現状は、直ちに行動制限を起こすということはないというふうな認識でよろしかったですか。

市長
 昨日の「鷹の祭典」を、これは個人的な感想かもしれませんけれども、やっぱりたくさんアスリートが欠場になっているという、しかも大相撲をやっていて、2割の力士は休場になっているという、やっぱりアスリートは人一倍、やっぱりご自身の健康管理に気を遣っていらっしゃるし、大変注意されていると思うのです。にも関わらず、このような状況になっているということを、改めて国民は肌感覚で、大変な急拡大だということを実感されたのではないかと思います。そういう意味からすると、早く何か手を打たないと、本当に収まるのだろうかと。重症者がいないということはそうかもしれないけれども、患者さんが出れば1週間とか、濃厚接触者は本人も10日間(待機)とか、すごい、社会的なロスを覚悟せねばなりません。何とかせねばという気持ちは非常に高まっていると思います。ただ、じゃあ具体的に、デルタ株の時のようなことに戻ればうまく収まるかと言うと、これは、やはりBA.5にふさわしい対応が、今、国や県においても検討されておりますので、何らかの行動制限は必要ではないかという世論が急速に高まっているということを、私たちも、行政のほうも、それはしっかりと受け止める時に来ている。それだけに、今後どう対応するかについては、例えば北九州市だけで何かやるにしても、やはりこれは、国民は移動しますからね。やはりメディアを通じて、情報は国民が皆、何らかの形で共有されていくものでありますので、やはり国や県と市が一緒になって、同じ方向性に向かって歩き出さないと、大きな効果には繋がらないと思うのです。そういった意味では、危機感を持って、この数日間の国、県の協議も踏まえて、方向性が出たら、我々も、おでかけ応援制度ということで具体的に支援をしておりますので、市民の行動に対して。それを含めてどうするかということは、適切、機動的に対応する、まず気持ちの準備が必要だと思っています。だから今、今日の時点で行動制限ということは、まだ申し上げるには至っておりません。

記者
 ありがとうございます。

記者
 さっきの、おでかけ応援制度のところなのですけども、もちろん数日様子を見るというのは分かった上でお尋ねしますが、北九州市で言うと、例えば市民プールとか、子どもたちが行く科学館とか、夏休みで今から賑わうし、子どもも楽しみにしていると思うのですけども、ワクチンを打ってない若い世代ということもありますので、市長が言われた、おでかけ応援制度を含めてどうするかというのは、そういう子どもたちの行くような場所も含めて、行動制限に踏み切らざるを得ない時が来るかもしれないということでよろしいですか。

市長
 ただ、この急拡大の中で、市有施設の感染防止対策がどうなっているのかは総点検をしてまいりました。その中で大変人気のある、例えばスペースLABOとか、いのちのたび博物館は事前予約制ということで、感染対策をしっかり取っておりますし、プールについても大変人気がある施設なのですけれども、せっかくお越しいただいたが、(状況によっては)待っていただくという入場制限を行っております。そうやって、距離・換気を含めて、適切な対応をしっかり講じている、それに対して、市民の方々のご理解もいただいているということで、現時点における、市有施設における感染防止対策はしっかりと行っているという評価を今はしております。それと、ものすごい急拡大の状況なのですけれども、例えば三大都市圏に行きますと、朝夕の出勤、通勤・通学の時の電車の中とか、バスなんかはすごい人がいっぱいいます。ものすごい、密な状況であります。でも、そこからクラスターがどんどん発生するという話は聞かないのであります。つまりマスクをして、会話をしないでそこにいれば、どれだけ密な状況だとしても、換気があまり行き届いていない場合でも、クラスターは発生していないのではないかと思います。従いまして、市有施設の今後のあり方については、国、県の動き等もよく見ながら考えていきますけれども、今のところは、直ちにそこからクラスターが発生しているとは見ておりません。

記者
 分かりました。ありがとうございます。

担当者
 その他ございませんか。それでは定例記者会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

市長
 ありがとうございました。

このページの作成者

市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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