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【コメント】
・新型コロナウイルス感染症の現状
・世界体操・新体操選手権
【コメント】
・OECD SDGs北九州レポート完成
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令和3年10月29日
【コメント】
・新型コロナウイルス感染症の現状
・世界体操・新体操選手権
【コメント】
・OECD SDGs北九州レポート完成

更新日 : 2021年11月11日
ページ番号:000161098
コメント項目

(1)新型コロナウイルス感染症の現状(資料なし)

(2)「2021世界体操・新体操選手権北九州大会」について(資料なし)

月日:2021年10月29日
場所:北九州市役所

発表項目 (1)「OECD SDGs北九州レポート(英語版)」完成(PDF:941KB)
出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

令和3年11月4日北九州市長記者会見画像
令和3年11月4日北九州市長記者会見画像
令和3年11月4日北九州市長記者会見画像
令和3年11月4日北九州市長記者会見画像

市長
それでは最初に、今日はこの項目でご報告いたします。新型コロナウイルスの感染状況などについてであります。状況をご案内させていただきますと、幸い、この6日間は「陽性者ゼロ」が続いておりますが、他の都市、また他県の状況を見ましても、かつてのような、大変大きな陽性者(数)の確認に至らなくても、孤発の状況というのはございますので予断は許さないと思いますが、しかし、こういう状況で昨今来ておりますのは、ひとえに医療従事者の格別のご支援、そしてまた市民の皆様方のご理解の賜物でありまして、この間のご労苦に対して、まず心から感謝申し上げたいと思っております。6日以上連続で(新規陽性者)ゼロになるというのは、昨年の5月22日以来であります。ただ海外を見ると、イギリスでは1日5万人以上であります。ドイツでも3万人を超えているという状況でありまして、こうしたヨーロッパの先進国におきましては、コロナワクチンの接種は6割を超えていたと思います。一定量のワクチン接種が進みましても、マスクを外して、普通の生活に戻ろうと思った矢先にこういうことになるわけでありまして、引き続き市民の皆様方には、感染拡大防止へのご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。次に、ワクチン接種の状況であります。10月27日時点で申し上げますと、2回接種完了された方は約66万人。対象者12歳以上の人口の約78%であります。全人口の割合では71%となります。これまでワクチン接種のスケジュールを申し上げてまいりましたが、順調に推移いたしますと、来月初めには8割に到達する見込みでありまして、皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。これが北九州市におけるワクチン接種の現状であります。また、現在モデルナ(社製)、ファイザー(社製)のワクチン接種を継続しておりますが、モデルナ社(製)のワクチン接種は毎週水曜日・木曜日、あるあるCityとコムシティで実施しておりまして、これは12月23日までの予定でございます。モデルナ社(製)につきましては、毎日予約状況を確認しておりますが、まだ余裕がございますので、例えば、今日予約していただけると明日には接種ができますので、ぜひご検討いただきたいと思っております。次に、ファイザー社製のワクチンであります。毎週土(曜日)・日曜日に実施いたしております。11月21日までは市内の12会場、11月27日から12月26日までは、あるあるCityとコムシティで実施いたしております。ファイザー社製のほうは全ての会場ではないのですが、モデルナ社製については全ての会場で、予約をすればすぐに接種ができることになっております。ファイザー社製につきましても、かなりの会場におきまして余裕がまだありますので、ぜひご検討・ご予約をお願いしたいと思います。こうした取組によりまして、希望される全ての市民のワクチン接種を完了して、引き続きの感染拡大防止、適切な社会・経済活動の再開などに繋げていきたいと考えております。次に、政府におきまして、3回目の接種についての議論が続けられております。昨日は、分科会におきまして方針が出されていたようでありますが、現段階におきましては、12月から医療従事者への3回目の接種が、そして年が明けると、1月からは高齢者への接種が想定されております。ただ細部については、検討が続けられている模様でありますので、市としましては、国の3回目の接種に関する検討状況を、これまでどおり注視して、そして、いずれにしても12月、1月という時期が想定されますので、医師会をはじめ、会場の確保など、準備に入っております。予約枠を提供する時に、今年の春、多くの方が区役所の前に並ぶというような事態がございましたので、そういった反省のもとに、予約枠の提供方法をどう工夫するか(検討しています)。また、接種券の送付方法であります。今年の春先というのは、ワクチンの供給量がよく見えないこともありまして、その日その日の予約枠を提起しました。そのために「なかなか電話がかからない、連絡がつかない」という事態を招きましたが、少し期間を延ばして、円滑に予約ができるような工夫を行いたいと思っております。そして、市民への接種体制などにつきまして、医師会とも相談をしております。鋭意準備・検討を進めておりまして、円滑な実施に向けて、万全の体制で取り組めるよう準備を進めてまいります。以上が、新型コロナの状況、ワクチン接種の状況であります。続いて、OECDのレポートについて発表したいと思います。OECDは、世界の先進国38ヶ国で構成される世界最大のシンクタンクと言われております。環境については、これまで二度ほど北九州市の取組が取り上げられ、レポートで世界に公表されております。一度目は1985年の「グリーンレポート」の中で、公害克服の北九州市の成功事例というものが報告されております。続きまして、「グリーン・グロース(緑の成長)」というテーマで募集がございまして、そして、アジア地域では唯一、北九州市が選ばれまして、これが2013年の時の「OECDレポート」であります。「グリーン・グロース」というテーマで、世界の優良モデル事例を選んで、4つの都市を当時選びまして、アジアでは北九州が唯一選ばれました。調査団が日本に来て、詳しくその模様を分析し、報告した内容であります。ここには課題も指摘されておりまして、「公共交通の利用者が、欧米と比べて少ないのは問題である」と、こういった指摘もあったところであります。それに続きますのが今回公表いたします、SDGsのアプローチに関するOECDの分析レポートであります。これは今、日本語に翻訳中でございますが、翻訳内容につきましてはOECDがチェックしまして、向こうにそれを許可する権限がございますので、「年内には(日本語版が完成)」と思っておりますけれども、今日は英語版を配布させていただきました。平成30年4月でありますが、このOECDから、「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」として、アジア地域で初めて選定されております。この一環として、OECDがSDGsの都市・地域レベルの取組を進めるために、世界9つのモデル都市と地域を選びまして、「SDGs推進に向けた地域的アプローチ」プロジェクトを実施したわけであります。この度、OECDが独自の視点で取りまとめた「OECD SDGs北九州レポート(英語版)」が冊子として完成したので報告いたします。北九州市では、OECD調査団による情報収集や個別のヒアリング、また、ステークホルダーを集めたワークショップ、また、関連施設などへの視察といった、現地調査が行われております。新型コロナ感染症の拡大によりまして、調査が延期されるなどの影響はありましたけれども、これらをもとにして、北九州市のSDGsの取組について分析・調査を行い、本市に対するレポートを作成したものであります。このレポートでは、SDGsを活用した相乗効果を生み出す優良事例といたしまして、まず、環境・上下水道分野における「国際協力」の取組を評価しております。2番目に、社会教育の支援や、高齢者などの目的意識の醸成などに繋がる「子ども食堂」に注目しております。3番目に、CO2削減や雇用の創出などに繋がる「洋上風力発電」が特に評価されております。また本市の「ゼロカーボンシティ」宣言や、公害克服で培った市民力・技術力を活かした国際貢献、また、エコタウンなどでのリサイクル、国連本部での本市SDGsの取組発表なども評価していただいております。さらに政策提言では、環境の強みの他の分野への波及や、SDGsクラブのさらなる活用・強化など、今後本市が推進すべき方向性についての内容が盛り込まれております。本市としましては、OECDにより、グローバルな観点から的確に政策評価などをいただくことで、本市の先進性などを世界に発信する絶好の機会になるものと考えております。この英語版レポートは、現在、本市で開催しております「世界体操・新体操選手権」で、世界各国の大会関係者へ配布しております。市のPRブースなどでも周知に努めております。今後は日本語に翻訳したレポートや、市民の皆様にも分かりやすいパンフレットを作成しまして、「SDGsマンス」などの各種イベントや国際会議などにおいて、しっかりとアピールしてまいります。今後とも、本市の強みであります市民力を結集しまして、世界のモデル都市として、SDGsの取組を積極的に推進していきたいと、このように考えております。次に、「世界体操・新体操選手権北九州大会」についてコメントいたします。24日に「世界体操」が閉幕いたしました。閉会式終了後に引退を表明した村上茉愛選手は、床で4年ぶり2度目の金メダルを獲得し、有終の美を飾りました。また芦川うらら選手は、平均台では67年ぶり、日本女子最年少での金メダルを獲得いたしました。日本の体操女子が、1つの大会で2つの金メダルを獲得したのは史上初の快挙であります。男子選手も、ダイナミックで力強い演技で多くの観衆を魅了いたしました。中でも、北九州市が生まれ故郷の内村航平選手が鉄棒で完璧な着地を決めた瞬間、会場が揺れるほど、割れんばかりの大きな拍手が沸き起こりました。オリンピックでは生で見ることが叶わなかった、選手たちの素晴らしい演技の数々、そして日本選手団の奮闘が、世界中、そして北九州市民にも大きな感動を与えてくれたと、本当に感謝いたしております。また、27日から開幕した「世界新体操」では、本日「フェアリージャパン」が出場する団体総合が開催されます。大いに活躍を期待いたしております。出場する選手たちに熱い応援を届けていきたいと思います。コロナ禍の中、観客数を制限しない100%有観客での大会開催につきまして、出場した選手や関係者から多くの感謝の言葉、市民の皆様から喜びの声が寄せられております。これまで大きなトラブルなく大会が運営されていることにつきまして、ご尽力いただいております大会組織委員会など関係者の皆様、そして、市民の皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。大会も残り3日であります。組織委員会とともに、最後まで安心・安全な大会運営に努めまして、コロナ禍における国際大会のロールモデルとなりますよう、内村選手のようにしっかりと着地を成功させたい、このように考えております。私からは以上であります。ご質問を承ります。

記者
いくつか、幹事社としてお伺いします。まず一番最初にご説明のあった、コロナの感染状況がかなり落ち着いていることの点でお伺いしたいと思います。6日間、感染者ゼロで非常に素晴らしいし、ワクチンの接種状況もかなり進んでいると思うのですが、市長の目から見て、お話にも少しありましたが、他の自治体や他県と比べて北九州市が、ここまでワクチンがスムーズにいった要因みたいなところを何か分析されていたりはしますでしょうか。

市長
ひとえに医療従事者の献身的なご尽力のおかげだと思っております。そして市民の皆さんも、中には不安に感じた方も当初は多かったと思いますけれども、ご自身と家族を守るために、積極的なワクチン接種へのご理解をいただいて、多くの方がワクチン接種を受けていただいたという、市民のご理解の賜物だと思っております。

記者
ありがとうございます。もう1つ、OECDのレポートの件でお伺いさせてください。この英語バージョンができたということで、先ほど、世界体操の関係者などにも配布されているとおっしゃっていました。おそらく今後はこのレポートをどう活用していくかによって、「海外への発信」というようなところになってくるのかなと思うのですけども、現時点、まだどれほどそこら辺を考えていらっしゃるかは分からないのですが、何かその情報発信、PRの部分で、「こういうふうに活用していきたい」というような青写真でも構わないので、描いているものはありますでしょうか。

市長
OECDは、世界の38ヶ国の先進国などで構成をされておりまして、各国の極めて優秀なテクノクラート、政策に明るい方々がパリに集まって活動をしてきた団体でありまして、その発信力自体が世界各国政府から高い評価を受けていると自分は感じています。OECDのほうから発信されるということと同時に、今回のSDGsのモデルに選ばれた地域が9つあるわけでありますが、ヨーロッパを別にしますと、あとブラジル、アルゼンチンから選ばれております。しかし、アジア地域では日本、北九州市のみでございます。SDGsは世界の共通目標であり、そして注目しておりますのは、国内においても言葉の認知度がどんどん高くなってきている。数年前は2割弱だった本市におきましても、今では5割を超えております。全国的に認知度は高まってきておりまして、そして、「投資」という経済活動におきましても、SDGsへの配慮というものが1つの物差しになってきております。「ESG投資」という言葉にそれは象徴されております。そうなってまいりますと、ますますSDGsへの関心というものは、このアジア地域においても高まってくる。その中で、モデル都市に選ばれて様々な活動が公表されていくということで、本市の知名度(が上がり)、非常に明るい、世界の共通目標でありますだけに、非常に関心・注目度が高まっていくと思います。そのことは、例えば観光であり、あるいは市外から投資を呼び込むという、私どもの地方創生の戦略におきましても追い風になってくると思いますし、それをフルに活用したいと、このように考えております。

記者
ありがとうございます。幹事社からは以上です。

記者
今週末日曜日、選挙の投開票もありますが、ハロウィンも控えているということで、去年は同じ政令市の福岡市のほうで、警固公園に人が集まって「混乱が」っていうふうな状況もありましたけれども、北九州市として今年、そういったハロウィンについて、概ね若者等に呼びかけること等があれば一言お願いいたします。

市長
ハロウィンなど、若者がたくさん集まるようなイベントというのはこれまでも行ってまいりましたし、若い人たちにもっともっと好きになってもらえる都市を目指して、いろんな工夫をしてまいりましただけに、その成功を期待する半面、この6日間は落ち着いているとは言うものの、ワクチン接種が相当進んでいる欧米諸国の現実を見ても、いつ何時、再拡大するか分からない。第6波への警戒というのは、決して解いてはいけないわけであります。ただ、ヨーロッパの映像を見ている限り、ワクチン接種は日本のほうがもう進んでいるという一面がありますが、それにしても、マスクをしないで歩いたり、スポーツイベントなどで、たくさんの人が雄叫びを上げて大歓声の中で楽しんでいる姿っていうのは、しばしば放映されておりまして、ワクチンは打っているけれども、無防備な人たちがひしめいているという状況を見ると、やはり本当に用心をしなきゃいけないなと。高齢者の方は9割前後まで接種をされていますが、来月になると20代、30代の方、今までは接種率が低いと言われていましたが、それが大体7割ぐらいまでにはいくだろうと、もっと増えないだろうかと思って、いろんな工夫をしているわけでありますが、ということは、3割ぐらいの若者は受けていないということでありまして、結局、無症状の方が(感染を)広げる一因になっていると思いますので、そういった意味では、まだまだ予断を許さない状況だと思います。あまり警戒しすぎて、本当に家の中に閉じこもるという生活を勧めているわけではありません。満員電車で通勤している大都市圏のサラリーマンは、「交通機関で感染が拡大している」って話は聞かなかったのであります。それは多少、窓を開けて換気をよくして、会話をせずにマスクをして、そこにいるからであります。そういった意味では、やはり「人前に出る時にはマスクを外さない」ということは、これからも絶対に大事なことだと思います。そういう感染症対策をしっかりと講じるならば、社会・経済活動というのはある程度、再開していく環境が整うものと思います。いろんなイベントがあります。主催者から相談もありますけれども、とにかく、それは若い人に限らず、参加される市民には、「感染症対策だけはしっかりと講じてください」ということは強くお願いしていこうと思います。この点に即しまして、今、国のほうで、ワクチン・検査パッケージの実証実験を行っております。「世界体操・新体操選手権」もそうでありますが、それとは別にアプリの開発を進めているようです。「デジタル化」ということで、年内にはそのアプリを普及させる準備のようであります。どういうアプリか分かりませんが、ここに来て、自治体の中では独自でアプリを開発して、ワクチンの接種証明をもっと円滑に掲示をして、「お店で活用できるように」という試みがあるようでありますが、「そんなふうに自治体がバラバラでやっていいのかな」という気がいたします。国としては、その「デジタル化」の大きな課題として、ワクチン接種証明というものを考えているようでありますので、そのアプリがどのように、この開発を完了して普及に入るのかを注目しております。こうしたものが、国のほうでは、年内にはそのアプリの普及を考えているようでありますが、一部には「COCOA」で何度かつまずいたこともありますので、そのアプリへの信頼度がどうかということはありますけれども、そういった試みが始まると、また多くの人はそういったものも活用して、感染症対策と日常の活動の両立に向けた歩みが始まるものと思っています。

担当者
他よろしいですか。では以上で終わります。ありがとうございました。

市長
ありがとうございました。

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広報室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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