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【コメント】
・新型コロナウイルス感染症の現状について
・「2021 世界体操・新体操選手権 北九州大会」の開催について
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令和2年(2020年)11月12日市長記者会見
【コメント】
・新型コロナウイルス感染症の現状について
・「2021 世界体操・新体操選手権 北九州大会」の開催について

更新日 : 2023年11月28日
ページ番号:000156678
コメント項目

(1)新型コロナウイルス感染症の現状について (資料なし)

(2)「2021 世界体操・新体操選手権 北九州大会」の開催について (資料なし)

月日:2020年11月12日
場所:北九州市役所

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

市長
まず新型コロナウイルスに関連して、そして、世界体操の大会につきましてコメントをさせていただきます。
新型コロナウイルスの状況は、大変警戒すべき心配な状況になりつつあります。全国的に新規の感染者の数が1日1,000人を超えると。いくつかの県で過去最多の陽性患者の確認ということにも見られますように、全国的に感染増加傾向にあると考えられます。本市は9月以降、「市民の皆さまのご理解のもとに落ち着いた状況にある」と申し上げてまいりましたが、11月5日以降、新規の患者が連日発生をしておりまして、クラスターと思われる事例も発生をいたしております。直近1週間の人口10万人当たりの感染者の数は、11月11日現在1.92人であります。9月5日以降、64日ぶりに1人を超えておりまして、予断を許さない状況となっております。警戒感を持って、注視していかねばならないと、このように考えております。この中で、政府の分科会のほうから、最近の感染状況を踏まえまして、より一層の対策強化について緊急提言があったところであります。提言では、今までよりも踏み込んだクラスター対応、また店舗・職場などでの感染防止策の確実な実践などが求められております。本市の対応でありますが、この秋、冬の対策といたしまして、身近な診療所、かかりつけ医による検査体制の構築やインフルエンザの予防接種支援など、積極的に取り組んでおります。大学における集団感染が疑われる事例が発生した件につきましては、保健所と学校が協力してPCR検査を幅広く実施いたしました。また店舗での感染防止対策につきましては、セミナーの開催、手引書の作成など、飲食店のサポートに、産業医科大学、北九州商工会議所、NPO法人「ロシナンテス」とともに、産学官の連携で取り組んでいるところです。対策をこのように、すでに実施しているわけでありますが、今回の緊急提言を受けまして、市の各部局でこれまでの取組に加えて何ができるか、早急に検討するように指示したところであります。その中には、年末年始における市役所の対応なども含まれるわけでありますが、重要なテーマといたしまして、介護・障害者の入所施設へのスクリーニングの目的でのPCR検査、また介護施設で陽性者が発生した場合に、施設・法人を超えた職員の応援体制、こうした支援につきましても検討を行っておりまして、クラスター対策に重点的に今後取り組みたいと考えております。市民の皆さまには、これまでお願いしておりますように、マスクの着用をはじめ、5つの行動目標の実践、また国の「COCOA」というアプリの活用、そして「感染防止宣言ステッカー」、県と市が一緒に進めておりますが、その確認など、感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。また飲食時における感染防止対策は非常に重要でありますが、家庭内における対策も十分行っていただきたいと思います。基礎疾患がある方、また高齢者の方は、できるだけ人ごみの多い場所を避けていただければ幸いであります。これから寒くなります。感染防止対策における換気の重要性を再認識いただきまして、こまめな換気をお願いしたいと考えております。
続きまして、世界体操の北九州大会につきましてであります。先日、東京の代々木第一体育館で体操の国際大会が開催をされまして、そのクロージングセレモニーに私も県知事とともに出席をいたしまして、来年の世界体操及び世界新体操が北九州市で開催されることを発表いたしました。まずはこちらの動画をご覧いただきたいと思います。

(動画視聴)

市長
ご覧いただいたとおりであります。来年10月に総合体育館で世界体操、そして、西日本総合展示場新館で世界新体操を開催いたします。同時開催は史上初でありまして、大変光栄にあります。心から楽しみにしております。私自身、先日東京での日米、中国、ロシアの(選手が出場した)大会を拝見いたしまして、トップアスリートの素晴らしい演技に感動をいたしました。ぜひ市民の皆さまにも、ここ北九州市でトップアスリートの演技をご覧いただきたいと思います。またクロージングセレモニーで、日本選手団代表で挨拶をされた内村航平選手が、「私の生まれ故郷で試合ができるのはこの上ない幸せ、運命しか感じない」と、このように出場にも意欲を示されました。ぜひ大会に出場して盛り上げていただきたいと思います。今後、国際体操連盟、日本体操協会、福岡県、そして、オール北九州でこの大会を大成功させたいと考えます。さらに、各国からお越しになる選手、関係者、観客の皆さまを、市民を挙げて歓迎をしたいと思います。大会まで1年を切っております。早速、来週から専任の部署を立ち上げまして、スピード感を持って、準備を大車輪で進めていきたいと考えております。
それでは、ご質問を承ります。

記者
コロナの関係で、先ほど重要テーマとして、「介護施設、障害者施設へのスクリーニング目的でのPCR検査」という話がありましたけれども、一応確認ですが、これはもう「実施する」ということを決めたわけではなくて、「今後の重要な検討課題の1つとして」というふうな捉え方でいらっしゃるのでしょうか。

市長
今、12月補正予算も含めまして、場合によっては予備費を活用してでも、全国的に「第三波の到来」と多くの方が感じておられる状況に対して、市としても最善を尽くすということから、何ができるか鋭意検討を進めておりまして、今申し上げました、2つのことを申し上げましたが、これについては実施をしたいと考えております。その詳細につきまして制度設計、それから、やはり何をするのも関係者、関係機関との合意、いろんな諸準備が必要でございますので、それが整いましたら、改めてアナウンスをさせていただきます。

記者
詳細はこれからということですけれども、もし現時点で分かればなのですが、例えばその全体の規模として「何事業所何人」とか「いつぐらいまでに」とか、もしそういうのが今決まってあるようであれば教えていただけますでしょうか。

市長
かなり、このテーマにつきましては今年の夏から、この新型コロナの到来ということはあり得るわけですから、特にリスクの高い高齢者、障害者の施設にいらっしゃる方々の対応については関係者と鋭意相談をしてきた経緯がありますので、その制度設計についてはかなり進んでおりますが、公表するにあたりましては、関係機関との正式な合意、また関係方面への周知と言いますか、ご説明も必要になると思いますので、改めてその詳細につきましてはご報告をさせていただきます。

記者
分かりました。ありがとうございます。幹事社からは以上です、各社さんお願いします。

記者
先ほどの介護・障害者施設のスクリーニング目的のPCR検査というのは、この北九州市内の介護・障害者施設の入所者や職員に対して、感染の拡大がどの辺なのかっていうのを確認するために全体的に、例えばクラスターが発生したとか関係なくPCR検査をやっていくというようなイメージでよろしいのでしょうか。

市長
クラスターが発生した、あるいはそのおそれがある場合に対して、速やかに機動的に対応するということは、すでに北九州市は行っております。従いまして、高齢者、障害者の施設について、その点に関しては新たにするというわけではありません、やってきております。問題はこの、明らかに医師の判断として「陽性の疑いがある」と、そして「患者が発生をした」と。それから動き出す。その前に、いかにしたら高齢者、障害者施設を守れるかという観点から、一歩踏み込んでしっかりと対応するという趣旨でありまして。スクリーニングでありますから、そこで医師の判断として「これは陽性患者の確認」といった事態になりましたら、そこからは、今やっておりますようにPCR検査で対処すると、もう一度しっかりと行うということになります。

記者
それは今年の冬の、インフルとの兼ね合いで拡大するんじゃないかというとおりになってきていますけど、その辺を乗り越えるためっていうことでしょうか。

市長
北九州市内で、これまでいろいろと関係者のご意見も聞きながら、この感染症対策を講じてまいりましたが、やはり「大変心配だ」という。医師の判断で「陽性の疑いあり」ということになると、行政検査の対象となってPCR検査は無料で行っているわけでありますが、とにかく熱が出たり、いろいろと「高齢者、障害者については心配である」という声が大変多くて、今年の夏から秋にかけて、それをどのようにして対応するかということについて鋭意検討してまいりました。従いまして、これは秋、冬にインフルエンザの流行と重なり合う形で、かなり医療の提供体制が苦しくなり得るということで、さらに踏み込んだ、しっかりとした対応を講じる必要があるという認識のもとに関係者と相談をしてきておりますので、今年の冬の時期に間に合うように準備を進めていきたいと思っております。従って、「12月補正(予算)、もしくは予備費で」と先ほど申し上げました。それはまだ正式に決定はしていないのでありますが、なぜ予備費かと言うと、12月補正(予算)ですと、それが可決をされたあとということになりますので。そうした意味でも、機動的にこの感染拡大の状況を乗り越えるためにという思いで作業を詰めております。

記者
あと、施設と法人を超えた応援体制についてなのですが、それは、例えばクラスターとかが万が一発生した場合、職員とかが休まないといけない時に、そこに応援に入るみたいな感じのイメージなのでしょうか。

市長
これはかなり早い時期から、介護施設、高齢者の施設で全国的にクラスターが発生をいたしまして、そして、職員にもこの感染者が出て「もうどうしていいか」という大変な、厳しい過酷な状況というのが現実に報道もされましたし、そういう時から、これは北九州市内でもあり得ることなので、どうすればそういう状況を乗り越えられるかということで相談をずっとしてまいりまして、そして、高齢者・福祉の皆さま方がお集まりなっているところで、「もしそういうクラスターで大変なところが出たら、職員を融通して、お互いに助け合ってカバーしようじゃないか」ということで、基本的に合意に達しつつあります。

記者
最後1点。世界体操についてなのですけど、おそらくコロナ対策というのも1つの課題になってくる可能性もあるのかなというふうに思うのですが、その辺りのことはどのように考えてらっしゃいますか。

市長
先般の「ウィーン・フィル」の北九州公演はアーティストを、今年のコロナ禍が始まって以来、初めて北九州で、その文化の面で受け入れた例でありますけれども、その場合も徹底して感染防止対策を講じました。それはいろんな分野においても、関係者が努力をしていることでありまして、来年もそれを続けるということです。ただ、ワクチンの開発・普及について楽観的な見通しなり、報道というものもされ始めておりますけれども、それに安心せずに、しっかりとしたこの防御、コロナ対策を講じていくことが大前提となると思います。ぜひ安心して、来年の10月には、内外の人がスポーツを楽しめるようになればというふうに願いますけれども、準備はしっかりする必要があると思います。

記者
分かりました。ありがとうございました。

担当者
他よろしいですか。では以上で終わります。ありがとうございました。

市長
ありがとうございました。

このページの作成者

市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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