【全国の感染状況】
新型コロナウイルス感染症について、最近の国内の状況を見ると、1日あたりの新規感染者数が連日過去最多を更新し、また、北海道や大阪府、神奈川県、愛知県などを中心に、都道府県ごとの新規感染者数が過去最多を更新するなど、感染拡大傾向にあると考えています。
政府においても、飲酒を伴う懇親会やマスクを外しての会話など、感染リスクが高まる「5つの場面」を踏まえて、今一度、基本的な感染対策に努めていただきたいとのコメントとともに、最大限の警戒を呼び掛けているところです。
【本市の感染状況】
本市における新型コロナウイルスの感染状況は、9月以降は落ち着いた状況にありましたが、11月5日以降は新規陽性患者がほぼ連日発生しています。
先日の市内大学における集団感染が疑われた事例においては、保健所と学校が協力して、迅速に幅広くPCR検査を実施するなど、関係者が連携して早急に対応することで、感染拡大を抑え込むことができました。
このように、現状では、幸いにも感染拡大というまでには至っていませんが、これは、ひとえに、医療・福祉関係者の皆さまの並々ならぬご努力・ご尽力をはじめ、国、県、そして何よりも市民の皆さまのご理解・ご協力の賜物であり、厚く感謝申し上げます。
しかしながら、全国の状況を鑑みても、感染拡大が続いており、全く予断を許さない状況のため、引き続き、強い警戒感を持って対応してまいります。
【政府分科会の緊急提言を受けて本市の対応】
このような中、11月9日には、政府分科会において緊急提言が出されました。
今回の緊急提言は、これまでの分科会提言や政府が示してきた大きな方向性を踏まえ、今回初めて経験する冬場においても社会経済活動と両立できるよう、国民、自治体、国等のそれぞれに求められる具体的な「5つのアクション」をまとめたものです。
今回、本日の対策会議において、この緊急提言に対する本市の対応を決定しました。
【催物の開催制限】
さらに、政府から、11月12日に出された、12月1日以降の催物開催通知を受け、本日の対策会議において、本市におけるイベント等の開催制限についても、国・県に準じて継続することを決定しました。
【感染拡大防止と社会経済活動の両立】
これまでも、感染の拡大と収束を繰り返してきており、新型コロナウイルス感染症と長く向き合っていかなければならない中、感染の再拡大防止と医療提供体制の維持・確保に取り組みながら、社会経済活動の両立を目指すことが大変重要だと何度も訴えてきました。
【感染拡大防止に向けての3つの視点】
今後、冬に向けて、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行といった懸念もあります。
引き続き、新型コロナウイルス感染症対策にあたっては、
(1)市民を守る(市民が安心して暮らせるまち)
(2)経済を守る(地域経済の下支えと雇用の維持)
(3)コミュニティを守る(医療従事者や罹患者等に対する、いわれなき差別や偏見のない社会)
の3つの視点を念頭において対応をしてまいります。
【市民の皆さまへのメッセージ】
今後も、市一丸となって、改めて感染防止対策に取り組んでまいります。
明日から三連休です。
Go To キャンぺーンを活用して、お出かけを予定されている方、家族でお食事をする機会も増えると思いますが、市民の皆様には、マスクの着用など、しっかりと感染対策をして、行動していただくことをお願いします。