第3回の懇話会は、テーマを「外国人市民の生活環境の整備について」として、開催しました。
第3回 北九州市外国人市民懇話会
日時及び場所
平成25年2月27日(水曜日) 18時30分から20時30分まで
北九州市役所本庁舎 5階 特別会議室A
議事内容
1 報告
(1)医療通訳スタッフの派遣について
(2)北九州市における地域日本語教室について
2 議題
(1)外国人の就業環境について
(2)再入国について
3 その他
(1)(公財)北九州国際交流協会からのお知らせ
(2)「第54回外国人による日本語弁論大会」の案内
第3回懇話会議事要旨
医療通訳スタッフの派遣について
- 申込みについて、医療機関からの派遣依頼書が必要とあるが、もし日本語ができない外国人が急に体調が悪くなった場合、医療通訳が派遣されるまでにどの程度時間がかかるのか。
(回答:医療機関からの依頼で派遣を受け付けることとしているため、当該医療機関が患者の様子を見て、すぐに派遣を依頼するかどうかで時間は変わる。まずは、医療機関に行ってほしい。)
- 緊急の場合には、通訳者を確保できないこともあり得るので、今後、医療通訳者を増やしていくべきと思う。
(回答:実際の診療ニーズを見ながら、必要であればさらに医療通訳者を養成して増やすことも検討したい。)
- 医療通訳スタッフ派遣事業ができたことに感謝する。しかしながら、自分の健康は自分で守るものであり、子供の健康の責任を持つのは親である。緊急事態にどのように対応するか、勤務先、学校、近所の人など、誰が自分を助けてくれるのかを外国人市民は自ら事前につかんでおくべきである。子供が急に発熱した場合や自転車事故などの急な場合、予約などができないので、その場合は困るだろう。
- 病院に置いてある問診表などに振り仮名を振ることがスタンダードになれば、外国人は病院で受診することがもっとスムーズになるのではないかと思う。
北九州市における地域日本語教室について
- 多くの外国人市民にとって、日本語はとても難しい。そこで、私は日本語学習を効果的に行うシステムが必要と思う。日本語の検定試験に対応した4つのレベルを設け、それぞれのレベルを修了する度に北九州市が修了証のようなものを発行するといったことをしてはどうか。
- 自分のレベルが分かる教室があれば、それに応じた勉強ができるのではないか。
- 日本で生活していくならば日本語は必須であり、自分から努力する必要がある。教えてもらったら「覚えるだろう」ではいけない。ボランティアに教えてもらう場合にも、教えてもらったことを参考に、自分でもう一度勉強しないといけない。
- 北九州市や北九州国際交流協会が日本語教室をコーディネートする目的は何か。
(回答:日本語が何も分からなくて、日常生活に困っている、単語を少しでも覚えて日本での生活が困らないようにしたいと思う人たちを支援することである。)
- 教室はボランティアの先生方が運営しているということだが、教室に外国人がたくさん来るには、楽しく日本語を学べる場であることが大事と思う。生活のための日本語を学び、料理や散歩などのアウトドア活動を盛り込むなど、楽しい日本語教室を作ってほしい。
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