平成22年5月7日(金曜日) 12時~13時
「中途視覚障害者の社会参加、仲間づくりを進めたい」
第28回 開催状況
開催日・テーマ
内容
参加グループ
あいフレンズ北九州 10名(うち2名はガイドヘルパー)
グループのプロフィール
北九州市の中途視覚障害者の生活訓練事業を受けた方たちが、もっと仲間を作りたいと平成20年12月より発足したサークル。

「中途視覚障害者の社会参加、仲間づくりを進めたい」
参加者の主な発言
- 本会は北九州市が行っている中途視覚障害者の生活訓練事業を受けた人たちが自発的に集まり、発足した会。もっと話をする場所が欲しいという事でこの会を作り、2ヶ月に一度集まり、自分のことを話したり、情報交換を行ったりしていた。現在は月に一度集まり、お花見やバスハイクなども行っている。
- 歩行訓練を受ける前は家族やヘルパーさんに付き添ってもらわないと外出は難しく、1人で外に出ることを諦めていたが、歩行訓練を受けてからは1人でも行けるようになった。また、歩行訓練士と眼科の先生の勧めで盲導犬を申し込み、現在盲導犬を使っているが、歩道を外れたりぶつかったりすることがなくなり、すごく助かっている。
- 市が行っている生活訓練に参加したことにより「北九州市視覚障害者自立推進協会あいず」のことを知り、現在作業所に通所している。同じような障害を持つ方達とやりがいを感じながら作業をすることができる。この生活訓練に参加したことにより、同じような障害を持つ方達と友達になれ、外に出ようという明るい気持ちになれた。
- 52歳の時に網膜症になり、十数年かかって少しずつ病状が進行し、だんだん見えなくなってきている。これから先もっと見えなくなるのかと不安に思っていた時に本会の事を知り、参加した。この会を通じて、同じような障害を持つ方達からいろいろな情報を教えていただき、仲間作りが出来たらと思っている。
- 歩行訓練を受けた人たちが集まり、そこで障害者スポーツセンターの存在を知った。そのおかげで沢山の人たちと出会い、大変有意義な日々を過ごすことができた。この歩行訓練は、視覚障害者にとって本当に大切な事業なので、これからも継続してやって欲しい。
- 生まれた時から弱視で、十数年前からは視野狭窄も始まった。市政だよりで視覚障害者対象の音声付のパソコン研修会があるのを知り、そこでパソコンを習った他、総合保健福祉センターで歩行訓練をやっているとか、毎月つどいがあるということを知った。また、点字図書館を利用し、話題の本や昔読んだ本を読むことも出来た。北九州市にはウェルとばたを始め、多くの施設が用意されており、ありがたく思っている。
- 自分は障害者手帳の交付を受けたときに、区役所の窓口の担当者に歩行訓練というものがあるということを教えてもらったが、同じような障害を持つ方でも歩行訓練のことを知らない人が多い。視覚障害者が区役所まで出向くことはなかなか難しい。最初に障害者手帳の交付を受ける際に区役所窓口で積極的に勧めて欲しい。
市長の主な発言
- 北九州市では現在、歩行・生活訓練は年間700回実施している。これは市の福祉サービスの一環であり、有意義であるという評価をいただきありがたく思う。今後もずっと続けて行きたいと思っている。
- このような会があると、入った方達もいろいろ励まされるだろうし、家に引きこもらず楽しく過ごすことができ、非常に良いことだと思う。
- 今、1人暮らしの高齢者がどんどん増えている。歳を取ってもできるだけ快適に暮らせるまちづくりをしていくことが大事。そういったまちづくりが行われているかをよくチェックし、できるだけ良いサービスを用意することが必要と考えている。
- 歳を取ると誰でも病気になりがち、今日の話は障害のない方にとっても非常に身近で切実なものであると感じた。
- 皆さん苦労を分かち合うことで非常に元気に頑張っていらっしゃる。皆さんのように視覚障害になっても元気に頑張っているサークルがあるということを知らせることも、障害のない方にとって非常に大事なメッセージになると思う。これからも皆さん頑張ってください。
本日はどうもありがとうございました。
このページの作成者
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