平成26年7月16日(水曜日)12時~13時
「学生防犯ボランティアによる安全・安心なまちづくりについて」
平成26年7月16日(水曜日)12時~13時
「学生防犯ボランティアによる安全・安心なまちづくりについて」
北九州市学生防犯ボランティアグループ(北九州市立大学、西日本工業大学、九州国際大学、総勢9名)
北九州市学生防犯ボランティアグループは市内の各大学で防犯防災を目的として多様なボランティア活動に取り組んでいる。主な活動内容は、市内小学校において「地域安全マップづくり」の指導、県や市、警察署等との共同による性犯罪防止等キャンペーン、町の清掃活動や児童の見守り活動である。
参加者の主な発言
九州国際大学では、主に「地域安全マップづくり」を行っている。小学生と小学校周辺を実際に歩いて危険箇所を確認し、それを模造紙に落とし込んで地図にするもので、小学生が自分で危険箇所を察知できるようになることを目的としている。市内のみでなく、大分の市立小学校においても、大分の大学生と一緒にマップづくりを行った。
北九州市立大学では、市内小学校において「地域安全マップづくり」を行っているほか、「みんな de Bousaiまちづくり懇話会」で地域の防災について意見交換を行ったり、小倉南警察署の指導のもと、護身術講座を実施したりしている。同大学では、このほか放置自転車減少のための啓発活動を行っている。7月13日の「安全・安心まちづくり市民大会」では、活動内容のパネル展示をさせていただいた。
西日本工業大学では、4~7月は清掃活動を行い、早朝に西小倉駅周辺の清掃を行っている。10~1月は夜間の防犯パトロールを行い、一人でいる子どもに声かけ等を行っている。また、県警から委嘱を受け、インターネットの有害サイトなどを監視する「サイバーパトロール」を行ったり、北九州マラソンでは、ボランティアとして参加するなど色々な場で活動している。
「地域安全マップづくり」では、作成過程を重視し、どういうものが危険で、なぜそれが危ないのか小学生に問いかけることにより、自分で考えさせることを大切にしているが、不審者や危険箇所の判断基準が一律でないため、小学生に伝わりにくいと感じる。
自分達のみの活動だけでなく、他大学と連携し活動の輪が広がることは、視野が広がり、得るものが大きいため大変良い経験になると思う。
この昼食懇談会に参加できたことは、大変良い経験になった。今後の活動に生かしていきたい。
市長の主な発言
若い学生時代は、面白いことがたくさんあるが、その中でこの難しいテーマを選んで取組まれており、感動している。
安全・安心というのは都市の繁栄にとって非常に重要だ。人も企業も体感治安の良い場所へ移る。北九州をイメージアップしたい。
7月1日に施行された「北九州市安全・安心条例」の目的に、「安全・安心なまちづくりを次の世代に継承すること」、基本理念に「新たな担い手を育む」と定めた。大学生のような若い世代が、安全・安心に関する活動をしてくれることは、地域活動の活性化につながり、大変ありがたい。
大学間の連携について、市内のみでなく県内レベルでバックアップしたい。また、マップづくりの人材育成についてもバックアップしたい。
広報室広聴課
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