カラスの繁殖期は3~6月で、幼鳥が巣立つ時期は5~6月になります。巣立ったばかりの幼鳥は、しばらく親から餌をもらいながら巣の近くで生活します。この時期の幼鳥は飛ぶ力が弱いため、地面でうずくまっている(休憩する)ことがあります。
(1)野生動物は、自然のままに生きていくのが本来の姿であり、自然の中での出来事については見守ることが基本です。通常であれば、体力が回復して家族の元に帰ります。
(2)幼鳥にむやみに手を出そうとすると、近くにいる親が威嚇や攻撃をしてくる危険性があるので、できるだけ近づかないようにしましょう。
(3)もしケガをしていても、そのままにしておいてください。野生動物の多くは寿命がつきる前にほかの生き物に食べられたり、ケガや病気で命を落としています。そして、野外でなくなった命を食べて、また多くの命が育っています。野生動物はそうした命のつながりの中で生きています。
(4)どうしてもその場から移動や撤去しなければならない場合は、下記にお問い合わせください。