Artist

紺谷彰男

Akio KONTANI

紺谷彰男Akio KONTANI

(参考画像)おに 2020

INTRODUCTION

おに

シンボリックな陶芸オブジェは、沖縄などで見られる像「シーサー」やアニメの中の怪獣、妖怪のようなものを連想させ、見る者に強烈な印象を与えます。それらはどれもエネルギーにあふれ、時に目を剥き出して怒り、猛々しく吠え、魔除のようでもあります。滋賀の山里にある穴窯に隣接した工房は、とたん屋根に囲まれた土間に素朴な作業台が置かれ、ある種の静謐さを感じさせます。寡黙な紺谷が黙々と作陶する中で生まれる、魔術的で不思議な力強さを感じる作品は、作家にとって、内なる不安を解消し、不確かな社会と自身を繋ぐ触媒なのかもしれません。2015 年から創作活動を始めましたが、やがて同じ場所で制作する澤田真一の作品に影響が表れるようになったといいます。

PROFILE

1970年生まれ、滋賀県在住。

2015年から「栗東なかよし作業所」の一員として作陶している。
紺谷が生み出すのは、沖縄などで見られる獣の像「シーサー」を思わせる作品。
精神障がいがあり、同じ場所で創作活動をするうちに、澤田真一の作品にもその影響が表れるようになっている。