北九州モノレールは,昭和60年の開業後,平成10年にJR小倉駅までの延伸を行い,現在約9キロメートルで運行しており、市民活動や都市の利便性向上などに寄与してきました。しかし、開業より約30年が経過し、モノレールを支えるインフラ構造物に経年的な劣化による損傷等が見られるようになってきました。
このため,道路の一部であるインフラ構造物を所有している北九州市では,学識経験者や専門家からなる「北九州モノレール長寿命化対策検討会」を設置し,構造物を開業から約100年もたせることを目標に、劣化対策とともに耐震対策を対象とした「北九州モノレール長寿命化計画」を策定しました。