第8回北九州市都市景観賞

北九州市では、平成11年度に「北九州市都市景観賞」を創設し、幅広く推薦いただいた中から魅力ある都市景観の向上に貢献した方を表彰しています。
この都市景観賞は、建築物単体だけでなく、景観を構成するまちなみや屋外広告物なども表彰の対象とするものです。
第8回目となる今回は一次選考を通過した作品に対し、市民の皆様の投票によって決定する市民賞を新設しました。
今回、「北九州市都市景観賞選考委員会」での選考及び市民投票の結果により、17件の受賞が決定いたしました。

受賞作品等についての詳しい内容は、下記のパンフレットをご覧ください。

第8回北九州市都市景観賞記念パンフレット（PDF形式：5,291KB）
 

「TOTOミュージアム」 小倉北区中島2丁目1番1号
紫川との間に豊かな緑の緩衝帯をもうけ、水滴をイメージした白く滑らかな曲面で構成されたシンボリックな形態が衛生陶器を生産する企業のミュージアムとして清潔感のある建築として結実している。

「ふくおかフィナンシャルグループ北九州本社ビル」 小倉北区堺町2丁目2番18号
金融機関らしい品格を持ちながら、歩道と連続した公開空地が、市民に潤いと憩いの場を提供している。ライトアップされると歩道空間と私有地・内部空間の境界はさらに曖昧になり豊かなパブリックスペースを形成している点が評価された。

「出光美術館（門司）」 門司区東港町2番3号
門司港レトロの倉庫を改装して開館した。創業資料館に隣接して建てられた改築棟は、まちなみに配慮したディテールを工夫したシンプルなボリュームとレンガのテクスチャーで、年月を重ねるほどにまちにとけこむ様が想像され、文化の息吹を感じさせる建物となっている。

「ミクニワールドスタジアム北九州」 小倉北区浅野3丁目9番33号
船のマストをイメージする吊り構造の屋根形式を持ち、客席とグラウンドが海に向かって開かれている。ランドマークとしての存在感のみならず、そこから眺める海や山も美しい新たな視点場を提供した魅力的なスタジアムである。
 

「八幡駅前通り」 八幡東区西本町周辺
この通りは戦災から復興した旧八幡市のシンボルである。復興時の記念碑的な建築群は様相を変えたが、駅と皿倉山を結ぶ防災軸線に込められた美意識は今に受け継がれ、様々な文化活動と市民生活を支える器となっている。
 

「鳥町食道街」 小倉北区魚町1丁目4番17号
まちの雰囲気、文化的薫りなど昭和の歴史や文化を五感で感じられる印象はもちろんのこと、まちの賑わい、人々の暮らしや生業によって形成された複数の物が合わさり、一つの歴史的価値あるまちなみ景観を生み出している。

「ニッカウヰスキー　株式会社門司工場」 門司区大里元町2番1号
国道199号線沿いに映える切妻の赤煉瓦工場の建ち並びは目に触れ易く、関門の景観の象徴であり大正期の鈴木商店による大里地区の開発の栄華を今に伝える。前面に植えられた工場の方々の手による季節の花々も美しい。

「響灘緑地（グリーンパーク）」 若松区竹並1006
市内最大の広域公園を「水・緑・動物たちとのふれあい」をテーマに、手入れの行き届いた動植物及び施設管理と、四季折々の趣向を凝らした企画で魅力溢れるものにしている。指定管理者の運営努力も評価に繋がった。

「くらしの製作所TETTE」 小倉北区東城野町5番1号
広報板的な要素が強いものであるが、黒板に描いたような表現が現代風で、ソフトで親しみやすい印象であることと、施設の機能とイメージが上手くリンクしている様が評価された。今回、奨励賞1点の選出となった。

「小倉城のあるまちなみ」　小倉北区城内

「高塔山公園展望台」　若松区大字修多羅

1　募集期間　　平成30年3月26日～平成30年5月31日（募集結果：125通、95件）

2　選考について　
　・一次選考会　平成30年6月18日
　・最終選考会　平成30年9月6日

3　選考体制
　「北九州市景観アドバイザー」で構成される「北九州市都市景観賞選考委員会（注）」が選考
　（注）第8回北九州市都市景観賞選考委員会の名簿

4　市民投票について

　
　表彰式は終了しました。


1 日時： 平成31年2月23日（土曜日）
　　　　　14時45分～15時　クラシックミニコンサート
　　　　　15時～15時30分　表彰式

2 場所： 小倉駅JAM広場
　　　　　（小倉北区浅野一丁目1番1号　小倉駅3階）

（注）事前の申し込みは不要ですので、お気軽にご参加下さい。