プラスチック製容器包装とは、中身を使い切ったり、取り出した時に不要になる「プラスチック製の容器や包装」のことです。質の高いリサイクルを進め、作業の効率と安全を守るため、正しい分別にご協力ください。
プラスチック製容器包装のリサイクル
北九州市におけるプラスチック製容器包装の分別状況
北九州市では平成18年7月から、指定袋制度によるプラスチック製容器包装の分別収集を行っており、市民のみなさまのご協力の結果、一世帯あたり年間約16キログラム(平成30年度)のプラスチック製容器包装が分別収集されています。
しかし、「家庭ごみ」の指定袋の中に入っているプラスチック製容器包装の量は、一世帯あたり年間約24キログラム(平成30年度)、つまり半分以上のプラスチック製容器包装が「家庭ごみ」として出されています。
平成23年8月に策定した「北九州市循環型社会形成推進基本計画」では、”令和2年度までにプラスチック製容器包装の分別協力率を55%に向上させる”ことを目標としていますが、平成30年度における分別協力率は約41%となっています。
プラスチック製容器包装の分け方・出し方
1.指定袋で出す
「家庭ごみの出し方_プラスチック製容器包装」のページをご覧ください。
2.食品トレイ回収ボックスに入れる
発泡スチロール製の食品用トレイはスーパーなどの回収ボックスも利用できます。回収ボックスは、お近くのスーパー、市民センターなどに設置しています。詳しくは「回収ボックス等設置場所」のページでご確認ください。
ただし、透明のトレイ・容器、納豆の容器、上縁に糊のついたしめじ容器、内側にアルミが貼ってある容器などは、回収ボックスを利用できませんので「プラスチック製容器包装」の指定袋で出してください。
3.プラスチック製容器包装分別早見表
市民のみなさまからのお問い合わせが多いものや間違った分別方法で出されているものを「プラスチック製容器包装分別早見表」にまとめましたので、分別に困ったときにご確認ください。
プラスチック製容器包装がリサイクルされるまで
家庭で分別された「プラスチック製容器包装」は、リサイクルされ、身の回りのものに生まれ変わります。
1.選別・圧縮梱包

指定袋で出された「プラスチック製容器包装」は、北九州市プラスチック資源化センターに搬入され、手選別で不適物(「プラスチック製容器包装」以外のもの)を取り除きます。
選別した「プラスチック製容器包装」は、圧縮梱包した後、リサイクル業者に引き渡しています。
不適物のうち、かん・びん、ペットボトルはかんびん資源化センターへ、その他の不適物は焼却工場へ搬出されます。
2.再資源化

リサイクル業者に引き渡された「プラスチック製容器包装」は、さまざまなリサイクル技術により再資源化されています。
(1) マテリアルリサイクル
マテリアルリサイクルは、廃プラスチックをプラスチックのまま原料にして新しい製品をつくる方法で、パレット(フォークリフトで荷物を運搬する際に使用する荷台)や擬木、文房具や日用品などに生まれ変わります。
(2) ケミカルリサイクル
ケミカルリサイクルは、廃プラスチックを化学的に分解してリサイクルする方法です。日本製鉄株式会社八幡製鐵所では、プラスチック製容器包装を加熱して粒状にしたものと石炭を混合しコークス炉で蒸し焼きにすることで、コークス、コークス炉ガス及び炭化水素油を製造しています。
プラスチック資源化センターを見学してみませんか?

工場見学の様子:(1) 研修室での説明、(2) 分別ゲーム、(3) 処理工程の視察
北九州市プラスチック資源化センターでは、随時工場見学を受け付けています。工場見学をご希望の方は、下記項目をご参照の上お申込みください。
(注)見学の際の移動手段は、各自でご用意ください。
見学可能日時 | 毎週月曜、火曜、木曜、金曜の10時から12時、13時から15時 (注)祝日及び年末年始を除く |
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見学所要時間 | 1時間程度 |
人数 | 50人まで |
問合せ先 | 北九州市プラスチック資源化センター (日本資源流通株式会社プラスチック事業部) 所在地:北九州市小倉北区西港町86番13号 電話:093-591-5346 |
また、北九州市では「プラスチック製容器包装」の分別からリサイクルまでの流れがわかるDVD「未来のためにきちんと分別リサイクル『プラスチック製容器包装』」を作成し、貸し出しを行っています。DVDの貸し出しをご希望の方は環境局循環社会推進課までお問い合わせください。
リーフレット「プラスチック製容器包装の分け方・出し方」
プラスチック製容器包装に関する情報をまとめたリーフレット「プラスチック製容器包装の分け方・出し方」を環境局循環社会推進課及び各区役所で配布していますので、ご利用ください(下記のリンクからもご覧になれます)。
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このページの作成者
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