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第50回北九州市環境影響評価審査会議事要旨(令和3年3月30日)

更新日 : 2022年6月27日
ページ番号:000158823

1 日時

令和3年3月30日(火曜日)14時00分-16時00分

2 開催方式

Web開催

3 出席者

委員
 藍川委員、伊藤委員、岩松委員、上田委員、大石委員、岡本委員、河野委員、楠田会長、清野委員、武石委員、竹松委員、中西委員、村瀬委員、弓削委員

事業者
 国土交通省大阪航空局、国土交通省九州地方整備局

事務局
 
環境局環境監視部環境監視課(環境監視部長他4名)

4 議題

「北九州空港滑走路延長事業に係る計画段階環境配慮書」の審査

5 議事要旨

(楠田会長)

 はい、どうもご説明ありがとうございます。それでは、審議に入らせていただきます。

先ほど申し上げましたとおり、今回は配慮書に関する審査でございます。既にご承知のとおりでして、環境アセスメントは事業者が4段階の図書を作成していく中で、広く市民の意見や審査会の答申を踏まえた市長意見を受けて、実行可能な範囲でより環境に配慮した事業計画を策定していくという手続きでございます。その1段目がこの配慮書の検討でございます。この配慮書はまだ事業計画が確定していない段階で、文献等の調査により環境面への影響を比較・検討するということになっております。今後予測の項目・手法等を確定することになりますので、その参考となりますようにご審議・ご意見を頂ければと存じます。

 それでは審議に入らせていただきます。まずはじめに、委員の皆様方から事前に頂戴しましたご意見がございます。それを事務局からご紹介いただき、事業者からご回答いただければと存じます。その後、もし追加のご意見・ご質問がございましたらご発言を頂戴することにいたします。

 それでは、まずはじめに大石委員よりご意見を頂戴しておりますので、事務局からご紹介ください。お願いします。

(事務局)

 それでは大石委員からのご意見をご紹介いたします。ご意見につきましては、お手元の資料1-3をご確認ください。それではご紹介させていただきます。

「騒音について

環境基準を超える航空機騒音の影響範囲は空港の海上内に収まっているため、騒音は配慮事項の非選定項目となっています。しかし、本空港は24時間空港であること、大型貨物専用機の利用が見込まれることから、今後海上空港内及び貨物の陸上輸送の増加による騒音について配慮が必要ではないでしょうか?隣接する苅田町とは連携されているのでしょうか?」

以上でございます。

(楠田会長)

 はい。事業者から回答いただけますでしょうか。

(事業者)

お答え申し上げます。空港島へのアクセス車両につきましては、当該車両の増加に伴いまして道路交通騒音の頻度が増加することが考えられますことから、方法書以降の段階で想定されます事業計画を踏まえ、影響を検討してまいりたいと考えております。なお、隣接する苅田町との連携のところにつきましては、方法書以降の段階で予測・評価について苅田町へご報告することとしております。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。大石委員、これでよろしゅうございますでしょうか。追加のご質問ございますでしょうか。

(大石委員)

 配慮書では非選定でありますけども、方法書以降で検討すると書いてありますので、どのような方法で行われるかは今後の課題でいいんじゃないかと思うんですが、これは空港の騒音で、航空機の騒音だけが対象とされるのか、貨物の陸上輸送については本事業では対象外なんでしょうか。

(事業者)

 お答え申し上げます。空港島へのアクセス車両につきましても、航空機騒音に加えて対象ということで検討してまいりたいと考えております。

(大石委員)

 ありがとうごいました。以上です。

(楠田会長)

 はい。それでは大石委員からの追加のご質問がございませんので、次にいただいてます意見に移らせていただきます。次のご意見は武石委員から頂戴しているものでございます。事務局からご紹介ください。

(事務局)

 それでは武石委員からのご意見につきましてご紹介いたします。

「(1)北九州空港島の南端には湿地が存在し、そこでは過去にたびたびチュウヒが確認されていて、繁殖の可能性も考える必要があります。また、「専門家の助言」ではクロツラヘラサギの「空港島へ移動する個体が報告されている」とのことです。そのため、今回、延長する滑走路及び進入灯の整備による湿地の改変が、これら希少鳥類そのものや、希少鳥類に生息環境を提供する植物、生態系に対して、どのような影響を与えるのかを評価する必要があるものと考えます。そこで、計画段階配慮事項の選定にあたって、表4.1-1での影響要因については、「工事の実施」を追加して、「動物」、「植物」、「生態系」に対して、その項目を選定することが必要と思われます。また、「土地又は工作物の存在及び共用」の欄において、「滑走路及び進入灯の存在」を追加して(もし「飛行場の存在」に含まれるとするならば追加は不要)、「動物」、「植物」、「生態系」に対して、その項目を選定することが必要と思われます。なお、表4.1-3(2)において、計画段階配慮事項の非選定理由で、「動物」、「植物」、「生態系」に対していずれも、「その一部は改変されるものの周辺には現況と同様の環境が残される」ので、「著しい影響を及ぼすことはないと考える」としていますが、そもそも、影響を及ぼすことがあるのかどうかについては、今後のアセスメント調査によって評価することになるので、配慮書段階から「著しい影響を及ぼすことはない」と判断することは適切でないと考えます。

(2)上述のとおり、事業実施想定区域内にはチュウヒが生息すると考えられるので、その重要性から、今後の調査にあたっては環境省の「チュウヒ保護の進め方」に従って調査を行なっていただきたい。」

 以上となっております。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それでは、事業者の方から回答を頂戴いたします。よろしくお願いします。

(事業者)

 お答え申し上げます。まず、計画段階配慮書の目的についてですが、こちらの方は事業の実施によります、重大な環境影響の回避・低減を図ることでありますことから、影響を想定する時期につきましては、対象となる事業計画に係る工事が完了した後の土地又は工作物の存在および供用時を考えております。従いまして、計画段階配慮事項としましては工事の実施は選定しておりませんが、方法書以降の段階で適切に調査・予測・評価をしてまいります。続けてご回答差し上げます。滑走路及び進入灯の存在につきましては、飛行場の存在に含めて考えております。供用時の動物・植物・生態系への影響につきましては、事業実施想定区域は海域に造成された人工島内にございまして、その一部は改変されるものの、周辺には現況と同様の環境が残されておりますことから、陸域に成立する地域を特徴づける生態系に著しい影響を及ぼすことはないと考えておりまして、選定いたしませんでした。選定はしておりませんが、今後の方法書以降の段階では、適切に調査・予測・評価を行ってまいりたいと考えております。

 3項目目の回答を申し上げます。計画段階配慮書の内容につきましては、既存文献の調査の結果と、現時点で想定する事業計画から可能な範囲で環境影響を評価したものでございます。方法書以降の段階では、既存の文献調査だけではなく、現地調査を実施し現況を把握するとともに、その結果等を踏まえた予測を行い、改めて評価を行ってまいります。

 最後でございますが、空港周辺におけるチュウヒの状況につきましては、方法書の段階におきまして、調査方法等を検討し、現地調査を実施してまいります。

(楠田会長)

 はい、ご回答どうもありがとうごいます。武石委員、追加のご意見ございますでしょうか。

(武石委員)

 武石です。今後方法書で適切に対処するということですので、鳥類のことについてですけども、いろいろと調査、チュウヒとかその他の重要種、それから普通にいる種類についても、どんな利用状況にあるのかっていうのを詳しく調査して、それで評価していただければと思います。以上です。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。その他に追加のご質問ございませんですよね。

(武石委員)

 ええ、いいです。

(楠田会長)

 はい、わかりました。それでは、続きましていただいてますご質問の件ですが、村瀬委員から頂戴しましたご意見につきまして、事務局の方から紹介してくださるようお願いいたします。

(事務局)

 それでは、村瀬委員からのご意見をご紹介します。

「生態系への意見:北九州空港の西側にある曽根干潟や空港周辺の海域には、配慮書の3-246ページから3-252ページの表では重要な動物として二ホンウナギなどの魚類、スナメリ、カブトガニなどの甲殻類、貝類など多様な種が確認され、3-306ページの表では重要な藻類や海草のコアマモが確認されています。また、3-151ページの魚卵ではカタクチイワシ、3-157ページの稚仔魚ではカサゴなどの魚類、3-201ページのマクロベントスではアサリなど水産上有用種が確認されています。その他、鳥類の餌となる多種多様な底生生物や魚類が生息しているはずです。さらに、空港の護岸には,マガキなどの動物やヒジキ,ワカメ、マクサなどの食用海藻やアカモク、ノコギリモクなどの藻場構成種が確認されています。

このような空港の周辺や護岸における生態系や水産重要種への影響評価においては、過去の文献調査だけでなく、現状とその後の生物相の変化を把握するために工事前、工事中および工事後において四季毎に調査を実施するように方法書へ反映させることが必要かと思います。特に、滑走路北側延長案を採用する場合には、流れなどが変化し、曽根干潟の底質変化や水質への影響が危惧されるため、それらの調査も方法書へ加える必要があると思います。」

以上です。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それでは、事業者の方からご回答をお願いいたします。

(事業者)

 お答え申し上げます。計画段階環境配慮書では、既存の文献等の調査結果に基づきまして評価を実施してまいりましたが、今後の方法書以降の段階で現地調査を実施しまして、適切に調査・予測・評価を実施する予定としております。なお、北側滑走路延長案につきましては、計画段階環境配慮書の総合評価におきまして、南側延長案の方が優位ということで評価しておりますので、今後、海生生物等の現地調査の実施は、考えてないというところでございます。ただし、国土交通省では、新門司沖土砂処分場(2期)公有水面埋立事業を現在、実施しておりまして、同事業で実施しております海生生物等の調査結果を必要に応じて活用してまいりたいと考えております。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。会長の方から事業者の方への確認事項なんですが、ご質問の中に北側の延長案が述べられてたんですけど、結局は南側のみですので、流れは変化をしないということでよろしいんですよね。

(事業者)

 はい、左様でございます。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それでは村瀬委員、追加のご質問がございましたらお願いいたします。

(村瀬委員)

 はい、南側での延長案ということで承知いたしました。方法書で生態系についても検討していただけるということで、適切な方法で現地調査をぜひ実施していただきたいと思います。以上です。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それでは続きまして弓削委員から頂戴してますご意見をご紹介ください。事務局お願いします。

(事務局)

 それでは弓削委員からのご意見をご紹介します。

「(1)令和2年度は旅客数および貨物取扱量とも新型コロナウイルスの影響を大きく受けたと思いますが,前年度と比較したおおよその利用状況をご教示ください。

国際貨物取扱量は増加していますが、国内貨物取扱量は減少傾向にあるようです。今後もこの傾向は続き、貨物については国際が主要な利用となるのでしょうか。

(2)事業実施想定区域が示されていないようですので、図を修正してください。

(3)北九州空港は津波の影響なないものの、図3.2-23によれば高潮による浸水の可能性があります。2018年には、台風によって関西国際空港が水没し、空港へのアクセス道が損傷した事例もありますが、北九州空港では想定される台風や高潮の際にどのような対策を講じられているのでしょうか。

航空機の運航による騒音が配慮事項に選定されていませんが、これまで、近隣からの苦情は全くなかったということでしょうか? また、その場合でも、滑走路延長に伴って航空機の交通量が増加すると騒音も増えると考えられますが、その影響をどのように想定されているのでしょうか。」

 以上です。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それではご回答を事業者の方から頂戴いたします。お願いします。

(事業者)

 はい、お答え申し上げます。まず1つ目でございます。こちらの貨物の取扱い量についてでございますが、令和2年の前年との比較ということでございまして、令和元年の実績につきましては国内旅客数が145万人でございます。国際線旅客数が30万人、国内貨物量が3859トン、国際貨物量が4735トンでございまして、一方新型コロナの影響を受けました令和2年の実績でございますが、こちらの方は国内旅客数が53万人で前年と比較しますと、前年比で37パーセントでございました。国際旅客数の方は2.7万人でございまして前年比で9パーセントでございます。国内貨物量は2221トンでございまして、前年比58パーセントでございます。国際貨物量の方は1万686トンということで、こちらの方は前年比226パーセントとなっておりまして、国際貨物の方は増えてる状況ですが、それを除きましては新型コロナウイルスの影響を大きく受けているという状況でございました。今後の傾向というところのご質問でございますが、国内貨物取扱量につきましては、国内線の減便に伴い貨物の搭載スペースも全体的に不足しており減少傾向にございます。今後新型コロナウイルスの終息如何ですが、終息に伴いまして国内線便数はいずれ回復し、他の輸送モードにシフトしました貨物が航空輸送に戻ってくるものと考えております。一方、国際貨物取扱量につきましては欧米からの電子部品や生鮮品の輸入、それからリモートワークの定着でIT機器向けの半導体や電子部品の輸出が増えている状況で、その伸びが顕著というところでございます。北九州空港につきましては、製造業が集積した地域が北九州地域に立地していまして、九州、西中国の物流拠点空港として成長することを目指しております。実現のためには、長距離国際貨物機の運航が可能となる滑走路長3000メートルが必要となってまいります。

 ご指摘の事業実施想定区域、黒枠で示されていないというところの修正につきましては、図の方を修正することといたします。

 津波の影響、高潮対策でございますが、こちらは、護岸の嵩上げや排水機能の強化等の高潮対策を検討してまいります。また、空港の無線施設などの電源設備等の止水対策としまして、止水扉の設置等の対策を現在実施中でございます。

 航空機騒音に関するところですが、航空機の運航による騒音の苦情につきましては、平成28年度以降、空港事務所に寄せられた騒音苦情は、悪天候時の旋回飛行等を除きまして3件ございました。その内2件の方はヘリによるものでございました。また、離陸時は、海上で旋回しまして、空港島の西側陸域に飛行する場合につきましては3000フィート以上に高度を上げ、また、空港島の西側、陸域から着陸につきましても高度が4000フィート以上確保されております。配慮書4-5に将来の航空機騒音の影響範囲を模式的にお示しをしており、航空機騒音の影響につきましては、海上内に収まることを確認しておりますが、今後の方法書以降の段階で適切に調査・予測・評価を行ってまいりたいと考えております。

(楠田会長)

 それでは今のご回答に関しまして、弓削委員何か追加の質問ございますでしょうか。

(弓削委員)

 特に追加の質問ございません。ご回答ありがとうございました。以上です。

(楠田会長)

 それでは今日出席されております委員の皆様方から新たなご意見・ご質問頂戴いたします。手を挙げていただければと存じますが、それではまずは河野先生お願いいたします。

(河野委員)

 河野です。案2で進められるというお話で理解して質問をします。南側にはヨシ群落があるということでした。なので、バードストライク対策のために鳥の生育場所をなるべく無くそうというのと生育場所が減ってしまうというトレードオフの関係にあるかと思いますけども、19ページでご説明いただきましたバードストライク回避のために昆虫の駆除をなさるというお話がありましたけども、これが除草によるものなのか、また、あるいは殺虫剤散布ということになると新たな環境への影響評価が必要ではないかなとちょっと思いましたので、その辺についてお聞きしたいのが1点と、あと南側の湿地というのは滑走路が東側になるのかなと思いますけども、西側の残りの湿地も開発によって無くなってしまうのかどうかその辺の計画についてもわかりましたらご回答をお願いします。

(楠田会長)

 はい、事業者の方から回答を頂戴できればと思います。お願いいたします。

(事業者)

 お答え申し上げます。バードストライクの駆除につきましては、トノサマバッタが、多量発生したことに伴う対応ということでございまして、具体的には、車両による転圧で除草剤等は使わないというところでございます。 西側のエリアが残るかどうかというところでございますが、現状の滑走路から延長上というところでございまして、西側の方までは、影響しないというふうに考えております。

(河野委員)

 はい、ありがとうございます。

(楠田会長)

 河野先生よろしいでしょうか。

(河野委員)

 はい、了解しました。

(楠田会長)

 それでは次のご質問頂戴いたします。それでは藍川先生お願いいたします。

(藍川委員)

 はい、北九州市立大学の藍川です。意見書等に対するお答えの中で、騒音についてお答えをされていたことについてですが、大気質についても、例えば貨物量が増えることによって届いた貨物を運ぶ陸上交通が変化する、時間帯なり量なり頻度なりというのが変化するということについても、方法書以降で影響評価の必要があるかどうかも含めて検討するということでよろしいでしょうかというのが1つと、もう1つは南側を工事をされるにあたって、工事するための機材の運搬なりということが発生する可能性があると思いますが、それについても方法書以降で検討するという理解でよろしいでしょうかという2点です。よろしくお願いします。

(楠田会長)

 はい、それでは回答を事業者の方からお願いいたします。

(事業者)

 お答え申し上げます。1点目2点目のいずれにつきましても今後の方法書以降の段階で調査・検討の方を行ってまいります。

(藍川委員)

 わかりました、ありがとうございます。

(楠田会長)

 それでは次にご質問いただきます。それでは竹松先生お願いいたします。

(竹松委員)

 山口大学の竹松です。意見というか質問に近いんですけど、例えば17ページの過去のバードストライクの結果を見てみると、北の方がかなり離着陸の時に多くなっていると思うんですよね。ということは、北の滑走路の外の海側のところを飛んでいる鳥に影響があるのかなという気がするんですけど、今回南側の方に滑走路を延ばすということで、ヨシ群落のこととかが挙がってきてはいるんですけど、今回滑走路自身をいじらないので北側の方の海面のことに関しては考慮していないということで、今後の評価の時もここのところはあまり考えないという形になるんですかね。できれば考えていただいて、例えばそれで北が多いんだったら、ちょっと南側の方から離着陸するとかすれば少し減るとか、そういった考えもできるんじゃないかなと思った次第です。以上です。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それでは事業者の方から回答を頂戴できますでしょうか。

(事業者)

 お答え申し上げます。鳥の飛翔経路は、過去のバードストライクの発生状況ということで、既往のデータを用いた結果でございますので、今後、方法書以降の検討の中で、鳥の飛翔経路等について空港全域を確認し、その結果を踏まえまして検討してまいりたいと考えております。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。よろしゅうございますでしょうか。

(竹松委員)

 はい、この先方法書の方で検討していただければと思います。ありがとうございます。

(楠田会長)

 それでは次のご質問なんですが。

(事務局)

 事務局です。こちらで参加されてます上田委員からのご質問ということでよろしいでしょうか。

(楠田会長)

 わかりました。それでは上田先生よろしくお願いいたします。

(上田委員)

 はい。10ページの図があってですね、この中に進入灯の図があるんですけれども、この進入灯という用地ですけども、これはある程度の幅があるんですか、それとも進入灯が点々とあるのか、どういうイメージを持ったらよろしいんでしょうか。以上です。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それでは事業者の方から回答をお願いいたします。

(事業者)

 お答え申し上げます。南側のベースでお答え申し上げますと、進入灯という灯火が一定程度の間隔でございまして、海上ですと橋梁と言った橋の状態のものが工作物として整備するとことになりますが、南側に関しましては、地べたがございますので、こちらにT字型のバーに灯火を搭載しまして、それを等間隔で設置するといった感じになると今のところ考えております。具体につきましては、今後の計画が進む過程でやり方も含めて決定していくということになります。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。それでは上田先生よろしいでしょうか。

(上田委員)

 地形に影響があまり出ないと考えてよろしいんでしょうか。

(楠田会長)

 今の滑走路の延長上の、埋立地の後のところに出来上がる訳で。

(上田委員)

 いえ、固めてしまうとかではなくて、進入灯が建つ部分だけが変わっていくという、そういうイメージでよろしいんですかね。

(楠田会長)

 はい、それは事業者の方からご回答を頂戴した方がいいと思います。お願いいたします。

(事業者)

 お答え申し上げます。南側の延長案は黄色で示した部分で、10ページにイラストをお示ししていますが、ある程度の一定の幅がございまして、その中心に灯火を設置するような格好にはなります。構造上持たせないといけないので、そちらの地盤改良ですとか、基礎工事も発生します。また、一定程度の幅でメンテナンスするための舗装程度は出てくるのかなと、今のところ考えられるところは以上でございます。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。上田先生よろしいでしょうか。

(上田委員)

 はい、ありがとうございます。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございました。それでは次のご質問を頂戴いたします。はい、それでは伊藤先生お願いいたします。

(伊藤委員)

 はい、伊藤です。簡単な質問ですけれども、1つは貨物の大型化によってバードストライクの確率が上がるものなのか明確でないのかというのを1つ教えていただきたいということと、もう1つは16ページのバードストライク発生確率というのがありますけども、例えば0.05パーセントでしたら1万回の離発着において5回という意味なのかということと、これは全国的な平均値と比べて多いのか少ないのかということについて教えていただければと思います。以上です。

(楠田会長)

 それでは事業者の方から回答をお願いいたします。

(事業者)

 お答え申し上げます。1つ目の大型化に伴うバードストライクの影響というところですが、こちらは、大型も小型も滑走路を滑走するというところでは、状況は大きく変わりませんので、便数が増えればバードストライクの回数が増えることは想定されますが、大型化に伴う要因というのは、さほどないのかなと考えております。

 2点目ですが、こちらの方の発生確率の方は、1万回あたりでいきますと25回程度というところでございまして、全国的に見まして、北九州空港のバードストライクの発生状況は、相対的に他空港に比べ、海上空港ということもございまして上位の方に入ってこようかという状況でございます。

(楠田会長)

 はい、ありがとうございます。先生よろしゅうございますでしょうか。

(伊藤委員)

 はい、結構です。

(楠田会長)

 それでは次のご質問がございましたら挙手のボタンを押していただければと思いますが。ございませんので、これで北九州空港滑走路延長事業に係る計画段階環境配慮書の審査を終了させていただきます。

このページの作成者

環境局環境監視部環境監視課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2290 FAX:093-582-2196

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