インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の種類や有無に関わらず、異常行動が報告されています。
小児・未成年者がインフルエンザにかかり、自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無によらず、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、保護者等は小児・未成年者を一人にしないことを原則としてください。
また、上記に加えて、異常行動が発生した場合でも、小児・未成年者が容易に住居外に飛び出さないための対策として、例えば、以下のような対策が考えられます。
(1)高層階の住居の場合
◆玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う。
(内鍵、補助錠がある場合は、その活用を含む)
◆ベランダに面していない部屋で寝かせる。
◆窓に格子のある部屋で寝かせる。
(窓に格子のある部屋がある場合)
(2)一戸建ての場合
◆(1)に加え、できる限り1階で寝かせる
※【異常行動の例】
・突然立ち上がって部屋から出ようとする
・興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味の分からないことを言う
・興奮して窓を開けて、ベランダに出ようとする
・自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
・人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
・変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る
・突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする