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福島第一原発事故に伴う放射能関連情報

更新日 : 2022年6月21日
ページ番号:000018326

 北九州市では、福島第一原子力発電所の事故に伴う放射能について、本市における対応状況や相談窓口等に関する情報をお知らせしています。

1 基礎知識

放射線と放射能

 「放射線」とは、放射性物質(セシウム137など)が崩壊して、より安定した物質に変化する際に放出されるエネルギーを持った粒子または電磁波のことをいいます。
 この放射線を出す能力を「放射能」といい、その能力を持つ物質のことを「放射性物質」といいます。

自然放射線について

 食物や大気には、普段から放射性物質(カリウム40やラドンなど)が含まれており、その他にも宇宙や大地からも放射線を受けています。これらを「自然放射線」と呼びます。
 私たちは日常の生活の中でも自然放射線によって、1年間に一人当たり世界平均で2.4mSv(日本平均で1.5mSv)の被ばくをしています。(世界平均と日本平均の数値の違いは、自然環境や居住環境等の違いによるものと言われています。)

身の回りの放射線

ベクレルとシーベルト

 ベクレル(Bq)は放射能の強さを示す単位のことです。一方、シーベルト(Sv)は人間が放射線を浴びたときの影響度を示す単位のことです。
 ベクレルからシーベルトは、以下の式で換算できます。
   ミリシーベルト(mSv)=ベクレル(Bq)×実効線量係数(注1)    
   (注)1シーベルト(Sv)=1,000ミリシーベルト(mSv)

(注1)実効線量係数とは、体内に長時間(成人では50年)とどまった放射性物質の内部被ばくによる健康影響を計算するために用いる係数のことをいいます。

青年の場合、セシウム137の実効線量係数は1.3×10-5/Bqであり、500Bq /kgの牛肉を200g、30日間食べ続けて、内部被ばく線量は0.039mSv。 
500(Bq/kg)×0.2(kg)×30( 日 )×1.3÷100,000(/Bq)=0.039(mSv)
「ベクレル」と「シーベルト」の関係イメージ図

外部被ばくと内部被ばく

 放射線を受けることを「被ばく」と呼び、「外部被ばく」と「内部被ばく」があります。
 「外部被ばく」は主に衣服や皮膚に放射性物質が付着することで生じます。これに対し、「内部被ばく」は放射性物質が体内に取り込まれることによって起こります。
 ただし、放射性物質をいったん体内に取り込んでも、体外に排出されたり、自然に放射能が弱まったりすることで、放射線の影響は弱まっていきます。

〔日常生活と放射線の図〕

日常生活と放射線の図

出典:内閣府食品安全委員会
    「放射性物質と食品に関するQ&A」
    「放射性物質を含む食品による健康影響に関するQ&A」
    文部科学省
    「放射能を正しく理解するために」

2 市内で流通している食品について

対応状況 担当課

 野菜等の農畜水産物については、国がモニタリング検査や出荷制限等を行い、出荷の段階から安全な食品が流通するようチェックしています。(注)

生産地における出荷前の安全対策
〔農産物〕
 福島県及び隣接自治体等の生産地では、屋外で栽培された野菜や主な農産物等を対象に毎週1回、出荷前に検査し、安全なものを流通させています。

〔水産物〕
 東日本の主な漁場では、主要な漁獲物の検査を行った上で漁を解禁しています。
 また、福島県及び近隣県(北海道から神奈川県に至る9都道県)の主な港においても、表層・中層・底層で、毎週1回、水揚げされた魚の検査を行い、安全なものを流通させています。

〔畜産物〕
 牛肉、豚肉、鶏肉、卵、原乳については、生産地で出荷前に定期的に検査を行い、安全なものを流通させています。

食品全般に関すること
 ・保健福祉局保健衛生課 
   電話093-582-2435
 ・保健福祉局保健所
  東部生活衛生課 
   電話093-522-8728
  西部生活衛生課
   電話093-642-1441(内線602)
その他
市内産の農畜水産物に関すること
  産業経済局農林課 
   電話093-582-2078
   農林課ホームページ
学校給食に関すること
  教育委員会学校保健課 
   電話093-582-2381
   学校保健課ホームページ
   「学校給食の概況」
保育所給食に関すること
  子ども家庭局保育課
   電話093-582-2412

(注)ただし、平成23年3月から7月に汚染された稲わらを与えられた可能性のある牛の肉が流通し、全国規模の調査が行われています。一部が本市にも流通していましたが、これまでに暫定規制値を超過する牛肉の流通は確認されていません。
【参考】厚生労働省ホームページ 「食品中の放射性物質の検査について」(外部リンク)

3 本市における相談窓口について

相談内容 相談窓口及び時間
放射線及び被ばくによる健康不安等 保健所医務薬務課  電話093-522-8726
平日 8時30分~17時15分
放射性セシウムが含まれる稲わらを給与された可能性がある牛肉の流通 保健所東部生活衛生課  電話093-522-8728
保健所西部生活衛生課  電話093-642-1818
9時~17時

4 東日本大震災に伴う災害廃棄物(がれき)の広域処理について

 東日本大震災に伴う災害廃棄物(がれき)の広域処理については、環境局循環社会推進課ホームページ「東日本大震災に伴う災害廃棄物(がれき)の広域処理について」をご覧下さい。

5 放射能に関する関連情報(外部リンク)

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このページの作成者

保健福祉局保健衛生部保健衛生課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2435 FAX:093-582-4037

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